*

『ひつじのショーン』おっと、子供騙しじゃないゾ!!

公開日: : 最終更新日:2015/11/08 アニメ, テレビ, メディア

t02200165_0640048013181636884

ひつじ年を迎え『ひつじのショーン』を
無視する訳にはいかない。

今年はもう生誕20周年らしいです。
夏には映画化もされるとのこと。

そもそも『ショーン』は、
イギリスのアードマンの出世作
『ウォレスとグルミット』に
ゲストで登場したキャラクター。

牧場での日々を綴る独自の展開で
テレビシリーズにしたもの。

子ども向けと侮ってはいけない。
コメディとしての演出は秀逸。

キャラクターに声優さんが
ついてはいるもののセリフは一切なし。
動作とうめき声(?)だけで芝居している。

いかに言葉に頼らずに面白いことをするか。
上質なコント番組でもある。

そもそもアニメーションは動きで楽しませるもの。
日本のように動きをケチって
紙芝居みたいな演出になるなんてもってのほか。
結果的にセリフが多く、理屈っぽくなってしまった。

『ショーン』はスラップスティクコメディ。
イギリス独特のちょっとイジワルな視点も
子どもに媚びてなくていい。

とにかくキャラクターのお芝居が細かく、
その動きや表情で笑いをとる。
ストーリーも毎回工夫がなされており、
素直にワクワクする。

脚本のスタッフも、
アニメ制作のスタッフも
優秀なのが伝わります。

人間に興味がなければこんな作品は出来ない。
人間に興味がない人が作る日本のアニメとは大違い。

ちょっと皮肉っぽいギャグで
自分たち親が笑ったりしている姿を
子どもたちが「?」で観ていたりするのだが、
こういったウィットに富んだセンスを養うには
とても良い。

子どもたちには笑いのセンスがあって欲しい。
このセンスは人生を豊かにさせるだろう。

キャラクターも可愛いので、
自然とグッズも売れるし、
スピンオフ作品もあったりする。

この愛され方は、作品としては理想的。
センス抜群の楽しい作品です。

関連記事

発信者がウソをついてたら?『告白』

中島哲也監督作品、湊かなえ著原作『告白』。この映画の演出のセンスの良さにシビレました。音楽の

記事を読む

『あの頃ペニー・レインと』実は女性の方がおっかけにハマりやすい

名匠キャメロン・クロウ監督の『あの頃ペニー・レインと』。この映画は監督自身が15歳で音楽ライ

記事を読む

『硫黄島からの手紙』日本人もアメリカ人も、昔の人も今の人もみな同じ人間

クリント・イーストウッド監督による 第二次世界大戦の日本の激戦地 硫黄島を舞台にした戦争

記事を読む

『オネアミスの翼』くいっっっぱぐれない!!

先日終了したドラマ『アオイホノオ』の登場人物で ムロツヨシさんが演じる山賀博之氏。

記事を読む

ある意味アグレッシブな子ども向け映画『河童のクゥと夏休み』

アニメ映画『河童のクゥと夏休み』。 良い意味でクレイジーな子ども向けアニメ映画です。 上

記事を読む

『それでもボクはやってない』隠そうとしてもでてくるのが個性

満員電車で痴漢と疑われた男性が、駅のホームから飛び降りて逃走するというニュースが多発している

記事を読む

『サクリファイス』日本に傾倒した核戦争の世界

旧ソ連出身のアンドレイ・タルコフスキー監督が、亡命して各国を流転しながら映画をつくっていた遺作と

記事を読む

『ルパン三世(PART1)』実験精神あればこそ

MXテレビで、いちばん最初の『ルパン三世』の放送が始まった。レストアされて、ものすごい高画質

記事を読む

映画『誰も知らない』とネグレクト

父親のネグレクト(育児放棄)で 5歳男児が餓死したという事件。 嫌なニュースです。考えち

記事を読む

『FOOL COOL ROCK!』サムライ魂なんて吹っ飛ばせ!!

『FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCK DOCUMENTARY FILM』

記事を読む

『Ryuichi Sakamoto : CODA』やるべきことは冷静さの向こう側にある

http://ryuichisakamoto-coda.com/[/

『マイティ・ソー バトルロイヤル』儲け主義時代を楽しむには?

http://marvel.disney.co.jp/movie/t

『わたしを離さないで』自分だけ良ければいいの犠牲

今年のノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ原作の映画『わたしを

『ブレードランナー2049』映画への接し方の分岐点

http://www.bladerunner2049.jp/[/ca

『トロールズ』これって文化的鎖国の始まり?

配信チャンネルの目玉コーナーから、うちの子どもたちが『トロール

→もっと見る

PAGE TOP ↑