「 本 」 一覧
イヤなヤツなのに魅力的『苦役列車』
西村堅太氏の芥川賞受賞作『苦役列車』の映画化。 原作は私小説。 日本の人気原作ものの映像化作品は つまらないものが常なのだが、この作品は面白い。 原作にない場面も面白い
『境界のRINNE』やっぱり昔の漫画家はていねい
ウチでは小さな子がいるので Eテレがかかっていることが多い。 でも土日の夕方の、青年向けアニメになると 子どもたちは嫌がって、ニュースの方がマシと言う。 日本のアニメは怖い
『がんばっていきまっしょい』青春映画は半ドキュメンタリーがいい
今年はウチの子どもたちが相次いで進学した。 新学年の入学式というのは 期待と不安が入り交じっている。 これからこの場所でどんなことが 起こるんだろう? 子どもを通して
宇多田ヒカル Meets 三島由紀夫『春の雪』
昨日は4月になったにもかかわらず、 東京でも雪が降りました。 ということで『春の雪』。 三島由紀夫氏作の『春の雪』の映画化。 原作は『豊穣の月』4部作の1作目にあたり、 最終章
原作への愛を感じる『ドラえもん のび太の恐竜2006』
今年は『ドラえもん』映画化の 35周年だそうです。 3歳になる息子のお気に入り映画 『ドラえもん のび太の恐竜2006』。 数あるドラえもん映画の中でも 特にこの作品
夢物語じゃないリサーチ力『マイノリティ・リポート』
未来描写でディストピアとも ユートピアともとれる不思議な映画、 スピルバーグ監督の『マイノリティ・リポート』。 この映画に出てくる車のデザインや、 空間にタッチパネル映
男は泣き、女は勇気をもらう『ジョゼと虎と魚たち』
この映画『ジョゼと虎と魚たち』。 公開当時、ミニシアター渋谷シネクイントに 長蛇の列に並んで観た記憶がある。 当時単館作品で、しかも日本映画で ここまで人気があるのは珍
『おさるのジョージ』嗚呼、黄色い帽子のおじさん……。
もうすぐ3歳になろうとするウチの息子は イヤイヤ期真っ最中。 なにをするにも否定するので、 親の忍耐力が試されます。 いま息子のお気に入りは『おさるのジョージ』。 テ
『坂本龍一×東京新聞』目先の利益を優先しない工夫
「二つの意見があったら、 人は信じたい方を選ぶ」 これは本書の中で坂本龍一さん (以下教授)が言った言葉。 「これをやったら金持ちになれるかもよ」 そう言われると
高田純次さんに学ぶ処世術『適当教典』
2014/12/02 | 本
日本人は「きまじめ」だけど「ふまじめ」。 決められたことや、過酷な仕事でも 我慢してやりこなす「きまじめ」な国民性だけど、 足下の問題や、家族や社会の問題を きちんと考