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自分の人生に責任をもつこと その2

公開日: : 最終更新日:2015/11/08 アニメ, メディア, 映画,

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昨日の続き。

よく作家(表現者)を神化することがあります。あまりに作品のファンになりすぎて、冷静に対峙できなくなってしまっている人をよく見受けます。でも考えてみて下さい。作品というのは人が作っているもの。そしてその作家だって生活のために働いているのだけのことなのです。それを神のようにあがめるなんてちょっとセンスがなさ過ぎ。神にされた作家本人だって迷惑以外のなにものでもありません。そこまで相手のことを想像できないで妄信してしまうのだから、単純に相手(作家)の気持ちもわからない自分勝手な人間として、世の人から嫌われいじめられるのだと思います。

作家だって人間、完璧ではないのです。楽しい作品を作ってくれた作家を尊敬こそはしても、神化するなんて言語道断。宗教だって妄信(盲信)を禁じているのに、神様でもない人間を神のように信じて「裏切られた」とかぬかすのはおかしい。「あんたのせいだ」と言われたって、作者は困るし、救われることは絶対にあり得ないでしょう。実は作家たちからは妄信的なファンほどやっかいなものはない。最大のお得意様でありながら、もっとも作家から忌み嫌われる存在でしかないのです。もし好きな作家がいるのなら、その作家に最低でも嫌われないような自分となっていく努力はすべきかと思います。

好きな作品、好きな作家のバックボーンを調べるのも良いでしょう。作家の人となりを洞察するのも良いでしょう。所詮人が作ったものなので、そんなに大したものではなかったりもします。相手を神化するのではなく、人として対峙していく工夫も必要です。そうしたら人が作った作品を研究するよりも、自分が作家(表現者)になったほうが良いに決まっています。インプットをアウトプットへ。これは書いてる自分も自身への今後の課題でもあります。

受け身では人生はどんどん悪い方へ向かいます。自分の人生は自分で切り開かなければいけない。作品はあくまでエンターテイメント。楽しませるために作られたもの。そこに浸りすぎれば現実逃避になりかねない。でも作品の中にたくさんの生きるヒントも含まれている。作品というものは人生を狂わせもし、逆に人生を豊かにもするものです。その明暗を選んでいるのは、観客の自分自身だと思います。なにを観ようがプラス・マイナスどちらかを選んでいるのは自分自身なのです。

誰かせいではない、自分の人生は自分で責任を取らなくてはいけないのです。

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