*

桜をみると思い出す『四月物語』

公開日: : 最終更新日:2015/11/08 映画:サ行

t02200124_0476026813261554958

4月、桜の季節ということと、
主演の松たか子さんが
第一子誕生ということで、
岩井俊二監督の『四月物語』。

桜の季節、大学に進学のため上京してきた
松たか子さん演じる女学生の
事件が全く起こらない日常を描いた作品。

事件が起こらない、
これといった大きなエピソードがないのに
なんとなくみせてしまうのは岩井監督の妙。
もしかしたら『けいおん!』のような
『日常系』のハシリだったのかも知れない。

岩井俊二監督が出てくるまでは、
アイドル映画は泥臭くてダサいものだった。
(今も同じか?)
それがハイテク映像で、
ヨーロッパのアート映画のような
淡々としたオシャレな演出なのが新鮮だった。

今の若い子向け映画のスタイルは
だいたいこの頃の岩井俊二監督の
スタイルに決まってしまったように思える。

本作は完全に自主映画で、
松たか子さんの『I STAND ALONE』のPV撮影と
同時進行で行われ、
発表当時は「制作快調。上映館募集」なんて
テロップがでていたくらい。

この頃、松さんはトレンディドラマでも人気で、
この映画ではドラマとは違った演技をみせてくれて、
役者さんてやっぱりスゴいな~と感じておりました。

ロケ地は桜の名所の国立とかがメインで、
自分は吉祥寺で生まれ、
この映画の公開されてた頃は立川に住んでいたので、
とてもゆかりのある地で撮影されていました。

そんなこんなで、桜をみると、
この映画の桜吹雪の映像をすぐ思い出してしまう。

この頃女学生役だった松たか子さんも
ママになるのだから、
時の流れは感慨深いものです。

子どもの頃みていた桜と
子どもをもってからの桜は、
感じるものが変わってくるものです。

関連記事

『SING』万人に響く魂(ソウル)!

http://sing-movie.jp/[/caption] 「あー楽しかった!」 イル

記事を読む

『沈まぬ太陽』悪を成敗するのは誰?

よくもまあ日本でここまで実際にあった出来事や企業をモデルにして、作品として成立させたな~と感

記事を読む

ソフトもハードも研究も、あらゆる転機になった『ジュラシック・パーク』

リチャード・アッテンボロー監督が亡くなりました。 90歳でした。ご冥福をお祈り致します。

記事を読む

www.flickr.com

『七人の侍』最後に勝つのは世論

去る9月6日は黒澤明監督の命日ということで。 映画『七人の侍』を観たのは自分が10代の

記事を読む

『下妻物語』は日本映画の分岐点?

台風18号は茨城を始め多くの地に甚大なる被害を与えました。被害に遭われた方々には心よりお見舞

記事を読む

『おやすみなさいダース・ヴェイダー』SWファンもすっかりパパさ

ジェフリー・ブラウン著『おやすみなさいダース・ヴェイダー』。 スターウォーズの暗黒卿ダース

記事を読む

『007 スペクター』シリアスとギャグの狭間で

評判の良かった『007 スペクター』をやっと観た。 前作『スカイフォール』から監督は続

記事を読む

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』ある意味これもゾンビ映画

(C)2016 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.[/capt

記事を読む

『STAND BY ME ドラえもん』大人は感動。子どもには不要な哀しみ。

映画『STAND BY ME ドラえもん』を 5歳になる娘と一緒に観に行きました。

記事を読む

『シン・ゴジラ』まだ日本(映画)も捨てたもんじゃない!

from : www.oricon.co.jp/(C)2016 TOHO CO.,LTD.[/ca

記事を読む

『Ryuichi Sakamoto : CODA』やるべきことは冷静さの向こう側にある

http://ryuichisakamoto-coda.com/[/

『マイティ・ソー バトルロイヤル』儲け主義時代を楽しむには?

http://marvel.disney.co.jp/movie/t

『わたしを離さないで』自分だけ良ければいいの犠牲

今年のノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ原作の映画『わたしを

『ブレードランナー2049』映画への接し方の分岐点

http://www.bladerunner2049.jp/[/ca

『トロールズ』これって文化的鎖国の始まり?

配信チャンネルの目玉コーナーから、うちの子どもたちが『トロール

→もっと見る

PAGE TOP ↑