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「 映画館 」 一覧

『バービー』 それらはぜんぶホルモンのせい

グレタ・ガーウィグ監督の新作『バービー』は、バービー人形の媒体を使った社会風刺映画と聞いた。社会風刺が大好物の自分は、これはぜひとも観なくてはと期待した。『レディ・バード』や、古典『若草物語』

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『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』 それは子どもの頃から決まってる

岩井俊二監督の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を久しぶりに観た。この映画のパロディCMがあったのがきっかけ。こんな地味な映画のパロディをやって、どれくらいの人が気がつくのだろう。

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『君たちはどう生きるか』 狂気のエンディングノート

※このブログはネタバレを含みます。 ジャン=リュック・ゴダール、大林宣彦、松本零士、大江健三郎、そして坂本龍一。自分が10代にもならない頃から影響を受けた表現者たちが、この一年で続々とこ

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『怪物』 現実見当力を研ぎ澄ませ‼︎

是枝裕和監督の最新作『怪物』。その映画の音楽は坂本龍一さんが担当している。自分は小学生の頃からの坂本龍一推し。自分のこれまでの人生は、彼の音楽と共にあったと言っていい。映画『怪物』は、大好きな

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『ミステリー・トレイン』 止まった時間と過ぎた時間

ジム・シャームッシュ監督の1989年作品『ミステリー・トレイン』。タイトルから連想する映画の内容は、アガサ・クリスティのような密室サスペンスのようなもの。でもこの映画の舞台は電車の中ではないし

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『戦場のメリークリスマス 4K修復版』 修復版で時間旅行

映画『戦場のメリークリスマス』の4K修復版の坂本龍一追悼上映を観に行った。そもそもこの映画の4K修復版公開は2021年のコロナ禍真っ只中で、とても映画館に行くような気分ではなかった。しかも『戦

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『THE FIRST SLAM DUNK』 人と協調し合える自立

話題のアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』をやっと観た。久しぶりに映画館での映画鑑賞。自分はここ数年で、映画を観るために劇場まで足を運ぶことがすっかりなくなった。それもこれも、

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『Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022 +(プラス)』 推しは推せるときに推せ!

  新宿に『東急歌舞伎町タワー』という新しい商業施設ができた。そこに東急系のシネコンが導入される。その映画館は、坂本龍一さんが音響の監修をすることが事前に発表された。坂本龍一推

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『ゴッドファーザー 最終章』 虚構と現実のファミリービジネス

昨年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の脚本家・三谷幸喜さんが、今回の大河ドラマ執筆にあたって参考にした作品に挙げていた『ゴッドファーザー』。日本の時代劇とイタリアンマフィア。権力争いで血で

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『たちあがる女』 ひとりの行動が世界を変えるか?

人から勧められた映画『たちあがる女』。中年女性が平原で微笑むキービジュアルは、どんな映画なのかさっぱりわからない。自分では見つけられないタイプの映画。ほう、アイスランドの映画か。先日アイスラン

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『アン・シャーリー』 相手の話を聴けるようになると

『赤毛のアン』がアニメ化リブートが始まった。今度は『アン・シャ

『新幹線大爆破(Netflix)』 企業がつくる虚構と現実

公開前から話題になっていたNetflixの『新幹線大爆破』。自

『ラストエンペラー オリジナル全長版」 渡る世間はカネ次第

『ラストエンペラー』の長尺版が配信されていた。この映画は坂本龍

『アドレセンス』 凶悪犯罪・ザ・ライド

Netflixの連続シリーズ『アドレセンス』の公開開始時、にわ

『HAPPYEND』 モヤモヤしながら生きていく

空音央監督の長編フィクション第1作『HAPPYEND』。空音央

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