*

「 映画:ア行 」 一覧

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』 冒険の終わり、余生の始まり

2024/06/22 | 映画:ア行, 配信

ハリソン・フォードは『スター・ウォーズ』のハン・ソロ再演が評判だったのを機に、『ブレードランナー』など自身の代表作の役の締めくくり的な続編にどんどん出演している。最後に稼いで、我が人生残すとこ

続きを見る

『Ryuichi Sakamoto | Opus』 グリーフケア終章と芸術表現新章

坂本龍一さんが亡くなって、1年が過ぎた。自分は小学生の頃、YMOの散会ライブを、NHKの中継で観てしまったのがきっかけで、坂本龍一さんのファンになった。そのライブの中継での坂本龍一さんは、ナチ

続きを見る

『オッペンハイマー』 自己憐憫が世界を壊す

クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』を、日本公開が始まって1ヶ月以上経ってから映画館で観た。コロナ禍以降から、洋画ファンがすっかり映画館で映画を観なくなってしまった。客足の少ない

続きを見る

『哀れなるものたち』 やってみてわかること、やらないでもいいこと

ヨルゴス・ランティモス監督の最新作『哀れなるものたち』が日本で劇場公開された2024年1月、SNSでは絶賛の声の嵐となった。なんだか小難しい考察が流れてくるので、すこし難解な作品なのかもしれな

続きを見る

『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』 長い話は聞いちゃダメ‼︎

2024年2月11日、Amazonプライム・ビデオで『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』の配信が始まった。なんでもこのアニメ映画の公開が、40年前の同日1984年2月11日とのこと。

続きを見る

『アメリカン・フィクション』 高尚に生きたいだけなのに

2024/04/19 | 映画:ア行, 配信

日本では劇場公開されず、いきなりアマプラ配信となった『アメリカン・フィクション』。 最近の日本の映画公開の主流となっているシネコンでの上映スケジュールは、洋画作品の肩身がとてつもなく狭い

続きを見る

『男はつらいよ お帰り 寅さん』 渡世ばかりが悪いのか

2024/01/06 | 映画:ア行, 配信, 音楽

パンデミック直前の2019年12月に、シリーズ50周年50作目にあたる『男はつらいよ』の新作が公開された。covid19の名前の通り、新型コロナは2019年から発生した。まさかこれほど大きな疫

続きを見る

『aftersun アフターサン』 世界の見え方、己の在り方

2023/12/03 | 映画:ア行, 配信, 音楽

この夏、イギリス映画『アフターサン』がメディアで話題となっていた。リピーター鑑賞客が多いとのこと。なんでも結末を知った上で再度映画を観直すと、号泣必至らしい。自分は「泣ける映画」という謳い文句

続きを見る

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 マルチバースとマルチタスクで家庭を救え!

2023/11/03 | 映画:ア行, 配信

ずっと気になっていた『エブエブ』こと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を観た。アクション映画のようなのにアカデミー賞を獲っている。作品賞や技術賞だけでなく、主演女優賞や助演

続きを見る

『RRR』 歴史的伝統芸能、爆誕!

ちょっと前に話題になったインド映画『RRR』をやっと観た。噂どおり凄かった。S・S・ラージャマウリ監督の前作『バーフバリ』も熱くて激しかった。だけど『バーフバリ』は、首が飛んだり人が四散しなが

続きを見る

『コンクリート・ユートピア』 慈愛は世界を救えるか?

IUの曲『Love wins all』のミュージック・ビデオを

『ダンジョン飯』 健康第一で虚構の彼方へ

『ダンジョン飯』というタイトルはインパクトがありすぎた。『ダン

『マッドマックス フュリオサ』 深入りしない関係

自分は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が大好きだ。『マッ

『ゴジラ-1.0』 人生はモヤりと共に

ゴジラシリーズの最新作『ゴジラ-1.0』が公開されるとともに、

『かがみの孤城』 自分の世界から離れたら見えるもの

自分は原恵一監督の『河童のクゥと夏休み』が好きだ。児童文学を原

→もっと見る

PAGE TOP ↑