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「 映画館 」 一覧

『たちあがる女』 ひとりの行動が世界を変えるか?

人から勧められた映画『たちあがる女』。中年女性が平原で微笑むキービジュアルは、どんな映画なのかさっぱりわからない。自分では見つけられないタイプの映画。ほう、アイスランドの映画か。先日アイスラン

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『ゴーストバスターズ アフターライフ』 天才の顛末、天才の未来

コロナ禍真っ只中に『ゴーストバスターズ』シリーズの最新作『アフターライフ』が公開された。ネットでは「すごく面白かったけれど、映画館はガラガラだった」という感想が多かった。自分は、不評だった20

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『トップガン マーヴェリック』 マッチョを超えていけ

映画『トップガン』は自分にとってはとても思い出深い映画。映画好きになるきっかけになった作品。10代の頃、バイトして初めて買ったレーザーディスクがこの映画だった。ギター部の友人が、この映画のテー

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『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 問題を乗り越えるテクニック

2022/06/25 | 映画:マ行, 映画館,

映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』は、日本公開当時に劇場で観た。アメリカの911同時多発テロで父親を亡くした少年オスカーの物語。彼が父の死を受け入れるまでを穏やかに描いている。

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『ドゥ・ザ・ライト・シング』 映画の向こうにある現実

自分は『ドゥ・ザ・ライト・シング』をリアルタイムで映画館で観た世代。それまで人種差別問題は、教科書の中での出来事で、どこか他人事だった。この映画を初めて観た頃も、「ああ、海の向こうのアメリカで

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『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』 マイノリティとエンターテイメント

2022/04/30 | 映画:ハ行, 映画館,

小学生の息子は『ハリー・ポッター』が好き。これも親からの英才教育の賜物(?)なので、もちろん この『ファンタスティック・ビースト』も、親よりも詳しく観ている。『ファンタスティック・ビースト(フ

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『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』 ヴィランになる事情

日本国内の映画ヒット作は、この10年ずっと国内制作の邦画ばかりがチャートに登っていた。世界の映画興行の主流は、圧倒的にハリウッド作品。日本だけが国内完結型作品のマーケティングで商売している。日

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『エターナルズ』 モヤモヤする啓蒙超大作娯楽映画

『アベンジャーズ エンドゲーム』で、一度物語に区切りをつけたディズニー・マーベルの連作シリーズMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)。その後日談がコロナ禍を経て始まりつつある。正直、ま

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『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』 自由恋愛のゆくえ

2021/10/30 | 映画:ア行, 映画館

スティーヴン・スピルバーグ監督の『インディ・ジョーンズ』シリーズが日テレの『金曜ロードショー』で放送された。『インディ・ジョーンズ』シリーズは1980年代に三作製作され、のちにもう一本『クリス

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『DUNE デューン 砂の惑星』 時流を超えたオシャレなオタク映画

コロナ禍で何度も公開延期になっていたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のSF超大作『DUNE』がやっと日本でも公開された。一時は劇場公開も危ぶまれ、いきなり配信へ突き進んでしまう気配もあった。ヴィルヌー

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『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』 映画鑑賞という祭り

アニメ版の『鬼滅の刃』がやっと最終段階に入ってきた。コロナ禍の

『ひとりでしにたい』 面倒なことに蓋をしない

カレー沢薫さん原作のマンガ『ひとりでしにたい』は、ネットでよく

『舟を編む』 生きづらさのその先

三浦しをんさんの小説『舟を編む』は、ときどき日常でも話題にあが

『さらば、我が愛 覇王別姫』 眩すぎる地獄

2025年の4月、SNSを通して中国の俳優レスリー・チャンが亡

『ケナは韓国が嫌いで』 幸せの青い鳥はどこ?

日本と韓国は似ているところが多い。反目しているような印象は、歴

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