*

「 映画 」 一覧

『ルックバック』 荒ぶるクリエーター職

自分はアニメの『チェンソーマン』が好きだ。ホラー映画がダメな自分ではあるが、たまたまSNSで話題になっていた『チェンソーマン』を何気なく観てしまったのがきっかけ。ストーリー自体は、過去のサブカ

続きを見る

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』 長いものに巻かれて自分で決める

『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズの劇場版が話題となった。『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』というタイトルで、鬼太郎は登場せず、その父親が主人公の話らしい。なんとも地味な企画なので、制作者たちもこれほどの話題

続きを見る

『コンクリート・ユートピア』 慈愛は世界を救えるか?

2024/07/27 | 映画:カ行, 配信, 音楽

IUの曲『Love wins all』のミュージック・ビデオを観た。映画仕立てのこのMV。ディストピアSFの短編。IUとBTSのテヒョンが障害を持つカップルを演じている。2人は謎のキューブ型飛

続きを見る

『ダンジョン飯』 健康第一で虚構の彼方へ

『ダンジョン飯』というタイトルはインパクトがありすぎた。『ダンジョン飯』という、なんとも不味そうな飯のイメージ。ダンジョン飯、嗚呼、ダンジョン飯。『メイプル超合金』に匹敵するくらい、奥歯にキー

続きを見る

『マッドマックス フュリオサ』 深入りしない関係

自分は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が大好きだ。『マッドマックス フュリオサ』は、その『デス・ロード』の続編であり前日譚。『デス・ロード』の登場人物・フュリオサが、如何にして前作で知る

続きを見る

『ゴジラ-1.0』 人生はモヤりと共に

ゴジラシリーズの最新作『ゴジラ-1.0』が公開されるとともに、自分のSNSのTLは絶賛の嵐となった。自分はとくにゴジラには思い入れはないので、それほど興味が湧かなかった。ゴジラは最近ではハリウ

続きを見る

『かがみの孤城』 自分の世界から離れたら見えるもの

2024/06/29 | アニメ, 映画:カ行,

自分は原恵一監督の『河童のクゥと夏休み』が好きだ。児童文学を原作に待つこのアニメ映画は、子どもたちに向けてつくられている。それでもこちらが心配してしまうくらい、現実の厳しさや残酷性を赤裸々に描

続きを見る

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』 冒険の終わり、余生の始まり

2024/06/22 | 映画:ア行, 配信

ハリソン・フォードは『スター・ウォーズ』のハン・ソロ再演が評判だったのを機に、『ブレードランナー』など自身の代表作の役の締めくくり的な続編にどんどん出演している。最後に稼いで、我が人生残すとこ

続きを見る

『Ryuichi Sakamoto | Opus』 グリーフケア終章と芸術表現新章

坂本龍一さんが亡くなって、1年が過ぎた。自分は小学生の頃、YMOの散会ライブを、NHKの中継で観てしまったのがきっかけで、坂本龍一さんのファンになった。そのライブの中継での坂本龍一さんは、ナチ

続きを見る

『SAND LAND』 自分がやりたいことと世が求めるもの

漫画家の鳥山明さんが亡くなった。この数年、自分が子どものころに影響を受けた表現者たちが、相次いでこの世を去っていく。ものすごい速さで時代が変わって行くのを感じる。自分が若かりしころの時代は、も

続きを見る

『教皇選挙』 わけがわからなくなってわかるもの

映画『教皇選挙』が日本でもヒットしていると、この映画が公開時に

『たかが世界の終わり』 さらに新しい恐るべき子ども

グザヴィエ・ドラン監督の名前は、よくクリエーターの中で名前が出

『動くな、死ね、甦れ!』 過去の自分と旅をする

ずっと知り合いから勧められていたロシア映画『動くな、死ね、甦れ

『チェンソーマン レゼ編』 いつしかマトモに惹かされて

〈本ブログはネタバレを含みます〉 アニメ版の『チ

『アバウト・タイム 愛おしい時間について』 普通に生きるという特殊能力

リチャード・カーティス監督の『アバウト・タイム』は、ときどき話

→もっと見る

PAGE TOP ↑