*

『アベンジャーズ』和を重んじるのと、我慢は別

公開日: : 最終更新日:2015/11/08 映画:ア行

t02200132_0800048013126383211

マーベルコミックスのヒーローたちが大集合する
オタク心を鷲掴みにするお祭り映画。

既にパート3まで制作予定があり、
3作目は2部構成になるらしいので、
ようはあと新作3作が準備中。

各キャラクターの作品も含めると、
いまの構想を観客が消化するまで、
何本映画観なくちゃいけないの!?

この1作目の『アベンジャーズ』まで、
ちょっと大急ぎで各キャラクターの主演作品が
作られたような気がして、
ちょっと商魂優先がハナニツクところも否めない。

まあ、自分も知っててのせられてるのだけれど……。

ヒーローが集まると、単体の作品では
観客はその作品の主人公が正しいと思って、
主人公の視点で映画を観ていくわけだが、
ヒーローたちが集まると、喧嘩したり
時々闘ったりする。それが面白い。

正義の味方といっても、
それぞれ微妙にアプローチが違う。
ディスカッション好きのアメリカ人が
討論する代わりにアクションで魅せる。

それで無機質なスーパーヒーローに
血の通った魅力がでてくる。

悪を倒すと一言で言っても、みんな個性が違う。
目的は一つだが、意見は様々。

ただ、彼らの討論は、
お互いの才能を尊重があってのこと。

リーダーだろうが年上だろうが、
思ったことはその場で発言していっても、
基本は尊重し合っているので、
そこで尾をひくことはない。

みんなが言い争っている姿も
見せ場だったりする。

日本人はディスカッションは苦手。

「長いものには巻かれろ」と、
力のある人に媚びへつらい、
自分の意見や考えは、表向きには語ることはない。
そうするとストレスがたまる。

お客様第一主義がいきすぎ、
過剰なサービスに慣れきった日本人。

自分に厳しくなると、さらにもっと他人にも厳しくなる。
我慢を強いられる仕事をすると、逆の立場になった場合、
もっとキツいことを他人に要求したりする。

コンビニスタッフを土下座させる
モンスター客がでてくるのも然り。

コンビニ店員だって、客にむちゃいわれたら
「えー」って断る権利もあるはず。
そこを我慢しちゃうから、
よそで精神的復讐をしてしまう。

じつはサービス過剰が、
日本の閉塞感の原因ではないかと感じている。
日本人はもっと自分に正直になって
イヤなものはイヤと発言していくべき。

それで仕事を失っても、
果たしてその仕事が自分の本当の幸せと直結しているのか?
そんな媚びへつらうことを要求する人に
ついていく以外にも道はあるんじゃないのかな?

まあ、日本の正社員でないと
生活していけないようなシステムも
良くないんだと思う。

正社員と非正規社員の国からの
恩恵の差が激しすぎる。

だから日本人は正社員以外の道は考えないし、
そのためにはどんなことでも我慢しちゃう。

アメリカ人のディスカッション好きはいきすぎだけど、
日本人ももっと堂々と自分の意見を発信していくべき。

そのとき、去る者もあるけれど、真の味方もみつかるはず。
スーパーヒーローのような爽快な生き方も夢じゃない!!

と、子どもっぽい趣味を正当化する意見をまとめてみました。

関連記事

『オデッセイ』ラフ & タフ。己が動けば世界も動く⁉︎

YouTube/20th Century Fox[/caption] 2016年も押し詰まっ

記事を読む

人を幸せにしたいなら、まず自分から『アメリ』

ジャン=ピエール・ジュネ監督の代表作『アメリ』。 ジュネ監督の今までの作風といえば

記事を読む

さよならロビン・ウィリアムズ = ジーニー『アラジン』

ロビン・ウィリアムズが 8月11日に亡くなったそうです。 彼の作品には名作が多く、

記事を読む

DT寅次郎がゆく『みうらじゅんのゆるゆる映画劇場 』

雑誌『映画秘宝』に現在も連載中の記事を再編集されたもの。普通の映画評論に飽きたら、このエッセ

記事を読む

『ウォーリー』は未来への警笛

映画『ウォーリー』がウチでは再評価UP! 『アナと雪の女王』を観てから我が家では デ

記事を読む

TOHOシネマズ新宿OPEN!!『うる星やつら オンリー・ユー』

TOHOシネマズ新宿が4月17日に オープンするということで。 都内では最大級のシネコン

記事を読む

『インターステラー』いつか神仏の存在も科学で証明されるだろう

SF映画『インターステラー』はヒットはしないだろう。 けれども今後数十年語り継がれる作品に

記事を読む

『アメイジング・スパイダーマン』早すぎるリブートシリーズ

『アメイジング・スパイダーマン2』 ご覧になった方も多いと思います。 みなさんは『ア

記事を読む

『エレファント・マン』と感動ポルノ、そして体調悪化

Paramount Pictures / Photofest / Zeta Image[/capt

記事を読む

『アイ・アム・サム』ハンディがある人と共に働ける社会

映画『アイ・アム・サム』は公開当時、びっくりするくらい女性客でいっぱいだった。満席の劇場には

記事を読む

『バーフバリ』エンタメは国力の証

http://baahubali-movie.com/[/capti

『スイス・アーミー・マン』笑うに笑えぬトンデモ・コメディ

http://sam-movie.jp/[/caption]

『IT(2017年)』それが見えても終わらないために

http://wwws.warnerbros.co.jp/itthe

『ドリーム』あれもこれも反知性主義?

近年、洋画の日本公開での邦題の劣悪なセンスが話題になっている。

『赤毛のアン』アーティストの弊害

アニメ監督の高畑勲監督が先日亡くなられた。紹介されるフィルモグ

→もっと見る

PAGE TOP ↑