*

『アベンジャーズ』和を重んじるのと、我慢は別

公開日: : 最終更新日:2019/06/14 映画:ア行

 

マーベルコミックスのヒーローたちが大集合する
オタク心を鷲掴みにするお祭り映画。

既にパート3まで制作予定があり、
3作目は2部構成になるらしいので、
ようはあと新作3作が準備中。

各キャラクターの作品も含めると、
いまの構想を観客が消化するまで、
何本映画観なくちゃいけないの!?

この1作目の『アベンジャーズ』まで、
ちょっと大急ぎで各キャラクターの主演作品が
作られたような気がして、
ちょっと商魂優先がハナニツクところも否めない。

まあ、自分も知っててのせられてるのだけれど……。

ヒーローが集まると、単体の作品では
観客はその作品の主人公が正しいと思って、
主人公の視点で映画を観ていくわけだが、
ヒーローたちが集まると、喧嘩したり
時々闘ったりする。それが面白い。

正義の味方といっても、
それぞれ微妙にアプローチが違う。
ディスカッション好きのアメリカ人が
討論する代わりにアクションで魅せる。

それで無機質なスーパーヒーローに
血の通った魅力がでてくる。

悪を倒すと一言で言っても、みんな個性が違う。
目的は一つだが、意見は様々。

ただ、彼らの討論は、
お互いの才能を尊重があってのこと。

リーダーだろうが年上だろうが、
思ったことはその場で発言していっても、
基本は尊重し合っているので、
そこで尾をひくことはない。

みんなが言い争っている姿も
見せ場だったりする。

日本人はディスカッションは苦手。

「長いものには巻かれろ」と、
力のある人に媚びへつらい、
自分の意見や考えは、表向きには語ることはない。
そうするとストレスがたまる。

お客様第一主義がいきすぎ、
過剰なサービスに慣れきった日本人。

自分に厳しくなると、さらにもっと他人にも厳しくなる。
我慢を強いられる仕事をすると、逆の立場になった場合、
もっとキツいことを他人に要求したりする。

コンビニスタッフを土下座させる
モンスター客がでてくるのも然り。

コンビニ店員だって、客にむちゃいわれたら
「えー」って断る権利もあるはず。
そこを我慢しちゃうから、
よそで精神的復讐をしてしまう。

じつはサービス過剰が、
日本の閉塞感の原因ではないかと感じている。
日本人はもっと自分に正直になって
イヤなものはイヤと発言していくべき。

それで仕事を失っても、
果たしてその仕事が自分の本当の幸せと直結しているのか?
そんな媚びへつらうことを要求する人に
ついていく以外にも道はあるんじゃないのかな?

まあ、日本の正社員でないと
生活していけないようなシステムも
良くないんだと思う。

正社員と非正規社員の国からの
恩恵の差が激しすぎる。

だから日本人は正社員以外の道は考えないし、
そのためにはどんなことでも我慢しちゃう。

アメリカ人のディスカッション好きはいきすぎだけど、
日本人ももっと堂々と自分の意見を発信していくべき。

そのとき、去る者もあるけれど、真の味方もみつかるはず。
スーパーヒーローのような爽快な生き方も夢じゃない!!

と、子どもっぽい趣味を正当化する意見をまとめてみました。

関連記事

no image

『思い出のマーニー』好きと伝える誇らしさと、因縁

  ジブリ映画の最新作である『思い出のマーニー』。 自分の周りでは、女性の評判はあ

記事を読む

no image

『アメリカン・ビューティー』幸福か不幸か?

  アカデミー賞をとった本作。最近ではすっかり『007』監督となった映像派のサム・メ

記事を読む

no image

『エレファント・マン』と感動ポルノ、そして体調悪化

『エレファント・マン』は、自分がデヴィッド・リンチの名前を知るきっかけになった作品。小学生だった自分

記事を読む

no image

『おさるのジョージ』嗚呼、黄色い帽子のおじさん……。

  もうすぐ3歳になろうとするウチの息子は イヤイヤ期真っ最中。 なにをするにも

記事を読む

no image

『アントマン』ちっちゃくなってどう闘うの?

マーベルのスーパーヒーロー集団『アベンジャーズ』が集結する『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』が

記事を読む

no image

『オール・ユー・ニード・イズ・キル 』日本原作、萌え要素を捨てれば世界標準

  じつに面白いSF映画。 トム・クルーズのSF映画では 最高傑作でしょう。

記事を読む

no image

日本映画の時代を先行し、追い抜かれた『踊る大走査線』

  『踊る大走査線』はとても流行ったドラマ。 ドラマが映画化されて、国民的作品とな

記事を読む

no image

人を幸せにしたいなら、まず自分から『アメリ』

  ジャン=ピエール・ジュネ監督の代表作『アメリ』。 ジュネ監督の今までの作風

記事を読む

『インセプション』自分が頭が良くなった錯覚に堕ちいる映画

クリストファー・ノーラン監督の『インセプション』。公開当時、映画館で観たがさっぱり乗れなかっ

記事を読む

no image

『あの頃ペニー・レインと』実は女性の方がおっかけにハマりやすい

  名匠キャメロン・クロウ監督の『あの頃ペニー・レインと』。この映画は監督自身が15

記事を読む

『天気の子』 祝福されない子どもたち

実は自分は晴れ男。大事な用事がある日は、たいてい晴れる。天気予

『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類! 新春スペシャル!!』結束のチーム夫婦も前途多難⁉︎

2016年に人気だった『逃げるは恥だが役に立つ』、通称『逃げ恥

『JUNO ジュノ』ピンクじゃなくてオレンジな

ジェイソン・ライトマン監督の『JUNO ジュノ』は、エリオット

『トイストーリー4』人のお節介もほどほどに

大好きなピクサー映画の『トイストーリー』シリーズの最新作『トイ

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』言わぬが花というもので

大好きな映画『この世界の片隅に』の長尺版『この世界の(さらにい

→もっと見る

PAGE TOP ↑