「 映画 」 一覧
『マザー!』観客はそれほど高尚ではない?
2018/07/22 | 映画:マ行
ダーレン・アロノフスキー監督の『マザー!』が日本での劇場公開が中止になったのは、当時ちょっとした騒ぎになった。なんでも配給会社が「どう宣伝していいかわからない」とのことで匙を投げてしまったらしい。なん
『バーフバリ』 エンタメは国力の証
2018/07/18 | 映画:ハ行
SNSで話題になっている『バーフバリ』。映画を観たら風邪が治ったとまで言われてる。この映画を語る声はみなアツい。ミーハーな映画ファンである自分は、そんな作品を無視する訳にはいかない。そういえば
『スイス・アーミー・マン』笑うに笑えぬトンデモ・コメディ
2018/07/14 | 映画:サ行
インディペンデント作品は何が出てくるかわからないのが面白い。『スイス・アーミー・マン』は、無人島に一人残された男と、一体の死体との生還をかけた(?)ザバイバル・ムービー。『ハリー・ポッター』のダニエル
『IT(2017年)』 それが見えても終わらないために
スティーヴン・キングの有名小説で映像化は2回目になる『IT』。邦題には『“それ”が見えたら、終わり』という蛇足なサブタイトルがついている。前回のテレビドラマ版と区別するためのサブタイトルなんだ
『ドリーム』あれもこれも反知性主義?
近年、洋画の日本公開での邦題の劣悪なセンスが話題になっている。このアメリカ映画『ドリーム』も、邦題が発表されるや否や、批判の嵐がネットを中心に加熱した。 当初は『ドリーム わ
『風と共に去りぬ』 時代を凌駕した人生観
2018/06/16 | 映画:カ行
小学生の娘が突然、映画『風と共に去りぬ』が観たいと言い出した。なかなか渋い趣味。いいですよ観ましょうよ。でもこの映画、4時間上映時間があるからね。日々あまたに作られる消費映画をたくさん観るより
『光とともに…』誰もが生きやすい世の中になるために
小学生の娘が、学校図書室から借りてきたマンガ『光とともに…』。サブタイトルに『〜自閉症児を抱えて〜』とある通り、自閉症の家族の話。 息子の光くんは自閉症。彼を育てているお母さんの幸子さんが主人公
『チャーリーとチョコレート工場』 歪んだ愛情とその傷
映画が公開されてから時間が経って、その時の宣伝や熱狂が冷めたあと、あらためてその映画を観直すと、作品に込められた真のテーマが見えてくるなんてことが稀にある。このティム・バートンが監督した『チャ