*

『コーダ あいのうた』 諦めることへの最終章

2022/08/12 | 映画:カ行, 配信, 音楽

SNSで評判の良かった映画『コーダ』を観た。原題の『CODA』は、音楽用語の最終楽章の意味にもあたる。最終楽章の物語。それも聴覚障害者の家族の話と聞いていたので、お涙頂戴の悲しい話なのかと思ってい

続きを見る

『あしたのジョー2』 破滅を背負ってくれた…あいつ

Amazon primeでテレビアニメの『あしたのジョー』と『あしたのジョー2』が配信された。1960年代から原作がスタート、アニメ版は自分が物心つく頃には、夕方の再放送で何度も流れていた。面

続きを見る

『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』 理想の家庭像という地獄

※このブログはネタバレを含みます。 配信サービスは恐ろしい。ついこの間劇場公開したばかりかと思っていた『ドクター・ストレンジ』の新作が、シレッともう配信開始になっている。こうなると映画館

続きを見る

『オクジャ okuja』 韓国発、米国資金で米国進出!

2022/07/09 | 映画:ア行, 音楽

Netflixオリジナル映画『オクジャ』がメディアで話題になったのは2017年のこと。カンヌ国際映画祭に出品された。果たして映画館で流れていない映画を映画祭の受賞レースに乗せていいものかと論争

続きを見る

『トップガン マーヴェリック』 マッチョを超えていけ

映画『トップガン』は自分にとってはとても思い出深い映画。映画好きになるきっかけになった作品。10代の頃、バイトして初めて買ったレーザーディスクがこの映画だった。ギター部の友人が、この映画のテー

続きを見る

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 問題を乗り越えるテクニック

2022/06/25 | 映画:マ行, 映画館,

映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』は、日本公開当時に劇場で観た。アメリカの911同時多発テロで父親を亡くした少年オスカーの物語。彼が父の死を受け入れるまでを穏やかに描いている。

続きを見る

『ドゥ・ザ・ライト・シング』 映画の向こうにある現実

自分は『ドゥ・ザ・ライト・シング』をリアルタイムで映画館で観た世代。それまで人種差別問題は、教科書の中での出来事で、どこか他人事だった。この映画を初めて観た頃も、「ああ、海の向こうのアメリカで

続きを見る

『はちどり』 言葉を選んで伝えていく

2022/06/04 | 映画:ハ行, 配信

雑誌に韓国映画『はちどり』が取り上げられていて興味を抱いた。中学生が主人公の映画でフェミニズムを描いている。現代的な優れた作品としての評価。学生が主人公にも関わらずPG12指定というのが気にな

続きを見る

『tick, tick… BOOM! 』 焦ってする仕事の出来栄えは?

2022/05/22 | 映画:タ行, 配信, 音楽

毎年2月になると、アメリカのアカデミー賞の話が気になる。エンターテイメント大国のアメリカでは、今どんな映画が注目されているのか。よく日本は、世界でいちばん最後に、海外配給作品が公開される。なん

続きを見る

『私ときどきレッサーパンダ』 世間体という呪い

コロナ禍の影響でこの2年間、映画館への足がすっかり遠のいてしまった。上映作品も軒並み公開延期や、劇場をスルーして配信へと移行していた。そういった中で、企画段階から配信専用として制作されてであろ

続きを見る

『僕らの世界が交わるまで』 自分の正しいは誰のもの

SNSで話題になっていた『僕らの世界が交わるまで』。ハートウォ

『アフリカン・カンフー・ナチス』 世界を股にかけた厨二病

2025年の今年は第二次世界大戦から終戦80周年で節目の年。そ

『トクサツガガガ』 みんなで普通の人のフリをする

ずっと気になっていたNHKドラマ『トクサツガガガ』を観た。今や

『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』 黒歴史を乗り越えて

カナダ映画の『アイ・ライク・ムービーズ』がSNSで話題になって

『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』 映画鑑賞という祭り

アニメ版の『鬼滅の刃』がやっと最終段階に入ってきた。コロナ禍の

→もっと見る

PAGE TOP ↑