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『ソウルフル・ワールド』 今そこにある幸福

ディズニープラスを利用し始めた。小学生の息子は、毎日のように自分で作品を選んで楽しんでいる。もし自分も子どもの頃にそんな環境があったらと思うと、とても羨ましい。映画や芸術作品に触れる機会を、親

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『ワンダヴィジョン』 おのれの感覚を疑え!

このコロナ禍で映画に接する意識がすっかり変わってしまった。今まで映画は映画館で鑑賞するものと頑なに信じていた。ただ、年々高騰していく映画館の入場料にも困っていた。日々の生活も忙し過ぎて、映画館

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『のだめカンタービレ』 約束された道だけど

久しぶりにマンガの『のだめカンタービレ』が読みたくなった。昨年の2021年が連載開始20周年ということ。いままさに、表紙描きおろしの新装版が発売されている。このマンガは上野樹里さんが主演でドラ

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『マリッジ・ストーリー』 動機はいつだってシンプル

2022/02/12 | 映画:マ行, 配信

コロナ禍で世の中は様変わりしてしまった。ウィルスによる感染被害はもとより、それによる業務縮小などで経済的なダメージが計り知れない。街からは飲食店が激減したし、電車のラッシュアワーも以前よりは空

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『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』 ヴィランになる事情

日本国内の映画ヒット作は、この10年ずっと国内制作の邦画ばかりがチャートに登っていた。世界の映画興行の主流は、圧倒的にハリウッド作品。日本だけが国内完結型作品のマーケティングで商売している。日

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『うる星やつら 完結編』 非モテ男のとほほな詭弁

2022年の元日に『うる星やつら』のアニメのリメイク版制作の発表があった。主人公のラムが鬼族の宇宙人の設定なので、虎柄のビキニを着ている。いまだにコスプレの定番キャラクター。寅年の元日に虎柄キ

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『ドライヴ』 主人公みたいになれない人生

2022/01/15 | 映画:タ行, 音楽

ライアン・ゴズリング主演の『ドライヴ』は、カッコいいから観た方がいいとよく勧められていた。ポスタービジュアルは暗くて地味。車中にいる悲しい顔をしたライアン・ゴズリングに、明るいピンクの筆記体文

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『イエスタデイ』 成功と選ばなかった道

2022/01/10 | 映画:ア行, 音楽

ネットがすっかり生活に浸透した現代だからこそ、さまざまな情報に手が届いてしまう。疎遠になった若かりし日の友人知人たちの活躍も、共通の友人から伝え聞くだけでなく、どこともなく耳に入ってくる。あの

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『イカゲーム』 社会風刺と娯楽性

いま韓国サブカルチャーが世界を席巻している。ポン・ジュノ監督の『パラサイト』が韓国語で制作されているにも関わらず、米国アカデミー賞を受賞したのも記憶に新しい。コロナ禍では、BTSがアメリカのビ

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『ジョン・ウィック』 怒りたい衝動とどう向き合う?

2021/12/26 | 映画:サ行

キアヌがキレて殺しまくる。たったこれだけのネタで映画を連続三作品も作ってしまった『ジョン・ウィック』シリーズ。現在四作目も準備中とのことで、なかなかしぶとくて楽しい。 キアヌ・リーブスの

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『新幹線大爆破(Netflix)』 企業がつくる虚構と現実

公開前から話題になっていたNetflixの『新幹線大爆破』。自

『ラストエンペラー オリジナル全長版」 渡る世間はカネ次第

『ラストエンペラー』の長尺版が配信されていた。この映画は坂本龍

『アドレセンス』 凶悪犯罪・ザ・ライド

Netflixの連続シリーズ『アドレセンス』の公開開始時、にわ

『HAPPYEND』 モヤモヤしながら生きていく

空音央監督の長編フィクション第1作『HAPPYEND』。空音央

『メダリスト』 障害と才能と

映像配信のサブスクで何度も勧めてくる萌えアニメの作品がある。自

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