『おさるのジョージ』嗚呼、黄色い帽子のおじさん……。
もうすぐ3歳になろうとするウチの息子は
イヤイヤ期真っ最中。
なにをするにも否定するので、
親の忍耐力が試されます。
いま息子のお気に入りは『おさるのジョージ』。
テレビは『ジョージ』以外のものを流すと
もの凄い勢いで怒ります。
仕方がないのでこの年末年始は
『おさるのジョージ』ヘビーローテーション。
ちょうどいいことにスペシャル放送もしてくれた。
この『おさるのジョージ』。
主人公はもちろんおさるのジョージなのだが、
おさるだけど、チャレンジ精神の高い
いろいろと試したくなる性格。
チャレンジすれば失敗が多発するのが当然。
毎回不本意ながらハプニングになってしまう。
結果はともあれジョージは
いつも善かれと思ってチャレンジしている。
そのスピリットが子ども達に共感を得るのでしょう。
このジョージや子ども達の
チャレンジ精神の動機を見逃して
失敗している結果だけみてしまうと
いたずらをしているものかと
保護者は勘違いしてしまう。
とっさに怒ってしまったりするのだが、
子ども達の行動の動機が、
悪意からなることは殆ど皆無と言っていい。
ここで親は短絡的に怒ってしまってはいけない。
そこでこのおさるのジョージの保護者である
黄色い帽子のおじさん。
とにかくこの人、
ジョージがどんなことをやらかしても
決して怒らない。
どんなときもあたたかく受け止めてあげる。
もう親の鑑。子ども達の理想の大人でしょう。
この黄色い帽子のおじさんを
見習いたいとは思いつつも
毎日やかましい子ども達に
どうしてもイライラしてしまう。
こんなに子ども(おさる)に常に優しくできる
親はいないだろうけど、
子ども達のチャレンジ精神を踏みにじるようなことは
しないよに気をつけないといけない。
『おさるのジョージ』はテレビシリーズで、
一本完結の短編を毎回放送しているのだが、
映画版は、この黄色い帽子のおじさんと
ジョージが出会うエピソード0にあたる。
おじさんもテレビ版ほど人間ができておらず、
設定や声優さんも違うので、パラレルワールドでもある。
主題歌がジャック・ジョンソンなのも
ちょっと大人向けっぽくて、毛色が違う。
子ども達はテレビシリーズ版の方が好きみたい。
ふとした親の反応で、
一生の傷をつくってしまうような
ことがないようにしないと。
このとことん子ども(おさる)に優しい
黄色い帽子のおじさんのスピリットは
親として胸に刻んでおかなければなりません。
関連記事
-
-
『1917 命をかけた伝令』 戦争映画は平和だからこそ観れる
コロナ禍の影響で『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開が当初の予定から約一年後の4月に一
-
-
『黒い雨』 エロスとタナトス、ガラパゴス
映画『黒い雨』。 夏休みになると読書感想文の候補作となる 井伏鱒二氏の原作を今村昌平監督
-
-
『東京ゴッドファーザーズ』地味な題材のウェルメイドアニメ
クリスマスも近いので、 ちなんだ映画をセレクト。 なんでもこの『東京ゴッ
-
-
『湯殿山麓呪い村』即身仏、ホントになりたいの?
先日テレビを観ていたら、湯殿山の即身仏の特集をしていた。即身仏というのは僧侶が死
-
-
『美女と野獣』古きオリジナルへのリスペクトと、新たなLGBT共生社会へのエール
ディズニーアニメ版『美女と野獣』が公開されたのは1991年。今や泣く子も黙る印象のディズニーなので信
-
-
『ファイト・クラブ』とミニマリスト
最近はやりのミニマリスト。自分の持ちものはできる限り最小限にして、部屋も殺風景。でも数少ない持ちもの
-
-
大人になれない中年男のメタファー『テッド』
大ヒットした喋るテディベアが主人公の映画『テッド』。 熊のぬいぐるみとマーク・
-
-
『機動警察パトレイバー the movie2』 東京テロのシミュレーション映画
今実写版も制作されている アニメ版『パトレイバー』の第二弾。 後に『踊る大走査線』や
-
-
『裏切りのサーカス』 いちゃいちゃホモソーシャルの言い訳
映画『裏切りのサーカス』が面白いという勧めを知人から受けて、ずっと気になっていた。やっと観る
-
-
なぜ日本劇場未公開?『ヒックとドラゴン2』
とうとう日本では劇場公開はせず ビデオのみの発売となった 米ドリームワークス
