「 映画 」 一覧
『マリッジ・ストーリー』 動機はいつだってシンプル
コロナ禍で世の中は様変わりしてしまった。ウィルスによる感染被害はもとより、それによる業務縮小などで経済的なダメージが計り知れない。街からは飲食店が激減したし、電車のラッシュアワーも以前よりは空
『ドライヴ』 主人公みたいになれない人生
ライアン・ゴズリング主演の『ドライヴ』は、カッコいいから観た方がいいとよく勧められていた。ポスタービジュアルは暗くて地味。車中にいる悲しい顔をしたライアン・ゴズリングに、明るいピンクの筆記体文
『イエスタデイ』 成功と選ばなかった道
ネットがすっかり生活に浸透した現代だからこそ、さまざまな情報に手が届いてしまう。疎遠になった若かりし日の友人知人たちの活躍も、共通の友人から伝え聞くだけでなく、どこともなく耳に入ってくる。あの
『イカゲーム』 社会風刺と娯楽性
いま韓国サブカルチャーが世界を席巻している。ポン・ジュノ監督の『パラサイト』が韓国語で制作されているにも関わらず、米国アカデミー賞を受賞したのも記憶に新しい。コロナ禍では、BTSがアメリカのビ
『ジョン・ウィック』 怒りたい衝動とどう向き合う?
2021/12/26 | 映画:サ行
キアヌがキレて殺しまくる。たったこれだけのネタで映画を連続三作品も作ってしまった『ジョン・ウィック』シリーズ。現在四作目も準備中とのことで、なかなかしぶとくて楽しい。 キアヌ・リーブスの
『裏切りのサーカス』 いちゃいちゃホモソーシャルの言い訳
映画『裏切りのサーカス』が面白いという勧めを知人から受けて、ずっと気になっていた。やっと観ることができた。ゲーリー・オールドマンは大好きな役者さん。とくに前知識もなく観始めたこの映画、なんだか
『アデル、ブルーは熱い色』 心の声を聴いてみる
2013年のカンヌ国際映画祭で最優秀賞パルムドールを受賞したフランス映画『アデル、ブルーは熱い色』。LGBTQの若いカップルを描いた映画。以前この映画を観たときの自分は、この映画が理解できずに