*

「 映画 」 一覧

『イカゲーム』 社会風刺と娯楽性

いま韓国サブカルチャーが世界を席巻している。ポン・ジュノ監督の『パラサイト』が韓国語で制作されているにも関わらず、米国アカデミー賞を受賞したのも記憶に新しい。コロナ禍では、BTSがアメリカのビ

続きを見る

『ジョン・ウィック』 怒りたい衝動とどう向き合う?

2021/12/26 | 映画:サ行

キアヌがキレて殺しまくる。たったこれだけのネタで映画を連続三作品も作ってしまった『ジョン・ウィック』シリーズ。現在四作目も準備中とのことで、なかなかしぶとくて楽しい。 キアヌ・リーブスの

続きを見る

『裏切りのサーカス』 いちゃいちゃホモソーシャルの言い訳

2021/12/05 | 映画:ア行,

映画『裏切りのサーカス』が面白いという勧めを知人から受けて、ずっと気になっていた。やっと観ることができた。ゲーリー・オールドマンは大好きな役者さん。とくに前知識もなく観始めたこの映画、なんだか

続きを見る

『アデル、ブルーは熱い色』 心の声を聴いてみる

2021/11/21 | 映画:ア行, , 音楽

2013年のカンヌ国際映画祭で最優秀賞パルムドールを受賞したフランス映画『アデル、ブルーは熱い色』。LGBTQの若いカップルを描いた映画。以前この映画を観たときの自分は、この映画が理解できずに

続きを見る

『エターナルズ』 モヤモヤする啓蒙超大作娯楽映画

『アベンジャーズ エンドゲーム』で、一度物語に区切りをつけたディズニー・マーベルの連作シリーズMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)。その後日談がコロナ禍を経て始まりつつある。正直、ま

続きを見る

『永遠の門 ゴッホの見た未来』 ギフテッドとインフルエンサー

2021/11/06 | 映画:ア行

東京都美術館で開催されている『ゴッホ展』に行った。収集家のヘレーネ・クレラー=ミュラーのコレクション。富豪だったヘレーネがゴッホの絵に心酔して、多くの作品を買い取ったもの。ゴッホの絵が世に出る

続きを見る

『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』 自由恋愛のゆくえ

2021/10/30 | 映画:ア行, 映画館

スティーヴン・スピルバーグ監督の『インディ・ジョーンズ』シリーズが日テレの『金曜ロードショー』で放送された。『インディ・ジョーンズ』シリーズは1980年代に三作製作され、のちにもう一本『クリス

続きを見る

『DUNE デューン 砂の惑星』 時流を超えたオシャレなオタク映画

コロナ禍で何度も公開延期になっていたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のSF超大作『DUNE』がやっと日本でも公開された。一時は劇場公開も危ぶまれ、いきなり配信へ突き進んでしまう気配もあった。ヴィルヌー

続きを見る

『君の名前で僕を呼んで』 知性はやさしさにあらわれる

2021/10/17 | 映画:カ行, , 音楽

SF超大作『DUNE』の公開も間近なティモシー・シャラメの出世作『君の名前で僕を呼んで』。イタリアの片田舎でのLGBTQ恋愛映画。年齢差のあるカップルのひと夏の体験ものではあるが、扱っている恋

続きを見る

『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』 変遷するヒーロー像

コロナ禍の影響で、劇場公開の延期を何度も重ね、当初の公開日から1年半遅れて公開された007シリーズ最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』。ダニエル・クレイグ主演のジェームズ・ボンドシリーズは、本作

続きを見る

『動くな、死ね、甦れ!』 過去の自分と旅をする

ずっと知り合いから勧められていたロシア映画『動くな、死ね、甦れ

『チェンソーマン レゼ編』 いつしかマトモに惹かされて

〈本ブログはネタバレを含みます〉 アニメ版の『チ

『アバウト・タイム 愛おしい時間について』 普通に生きるという特殊能力

リチャード・カーティス監督の『アバウト・タイム』は、ときどき話

『ヒックとドラゴン(2025年)』 自分の居場所をつくる方法

アメリカのアニメスタジオ・ドリームワークス制作の『ヒックとドラ

『世にも怪奇な物語』 怪奇現象と幻覚

『世にも怪奇な物語』と聞くと、フジテレビで不定期に放送している

→もっと見る

PAGE TOP ↑