*

『スターウォーズ』は世代を超えて

公開日: : 最終更新日:2015/11/08 映画:サ行

t02200146_0570037713277066880

今年は『スターウォーズ』の
新シリーズがスタートする。
ディズニーによるルーカスフィルムの買収により、
一時期ジョージ・ルーカスは『スターウォーズ』の
新シリーズはもう作らないと言っていた
前言撤回となる。

そもそも『スターウォーズ』は
9部作構想だったらしいのだが、
ルーカス自身の映画作家としての寿命が
追いつかないとのことで、
全6部作で終了しようとしたところ、
ディズニー傘下になることで、
全9部作制作が再燃したらしい。

ディズニーは色々と大手プロダクションを
傘下に吸収していくが、
ディズニーグループになったとしても、
今までと作風が変わったりしないので、
ファンとしては不安はあまりない。

ただ実質的に『スターウォーズ』を手放した会見時の
ルーカスのさみしそうな顔は忘れられない。

『スターウォーズ』シリーズは第一作が『エピソード4』。
物語が途中から始まるのが、カッコいいと思っていたのでしょうね。

以前親世代の映像作家と
『スターウォーズ・エピソード3』を観た事がある。
その方はルーカスと同じ世代。
リアルタイムでクラシック三部作(eo4~6)を観ていたが、
プリクエル三部作(ep1~3)は観ていなかったとの事。
「このオビワンはあのオビワンか?」
などと説明しながらの鑑賞。

驚いていたのはクラシック三部作と
プリクエル三部作とでは、
映像の表現言語が変わってしまったということ。

映像というのは数カットの積み重ねで
アクションなりドラマなりをみせていく。
普通はメインになる引きの絵で状況を伝え、
アップなりアクションなりをこまめに挿入して、
躍動感を演出するものだった。
自分も映像学校では
そういったスタイルを教わった。

しかしプリクエル三部作では、
メインの映像はなく、
カットが変わるすべての映像がメイン。
どの絵も主役で、
それでもモンタージュのつながりがりが
観客にも把握できる。

これは観客の脳も、激しい映像に慣れ、
どんどん刺激的なものを求めている結果だろう。
そうなると次の新三部作も
更に新しい映像表現になっている可能性は高い。
これは観客の自分たちが気付かないうちに、
映像表現方法が進化した事となる。

スターウォーズシリーズは、
毎回その時代の最先端の技術を取り入れて
制作されている。

自分が初めて『スターウォーズ』を
知ったのは小学1年生。
奇しくも今年、自分の上の子も小学1年生。
果たしてこのこれからの世代は、
新『スターウォーズ』をどうとらえるのだろうか?

関連記事

『戦場のメリークリスマス』摩訶不思議な戦争映画

1月17日が教授こと坂本龍一さんの誕生日。 1月18日はビートたけしこと北野武さんの誕生日

記事を読む

『サマーウォーズ』ひとりぼっちにならないこと

昨日15時頃、Facebookが一時的にダウンした。 なんでもハッカー集団によるものだった

記事を読む

どこへいった? スプラッターブーム!?『13日の金曜日』

『13日の金曜日』というとキリストが 処刑された日として、キリスト教徒からは 不吉な人さ

記事を読む

『ソーシャル・ネットワーク』ガキのケンカにカネが絡むと

ご存知、巨大SNS・Facebookの創始者マーク・ザッカーバーグの自伝映画。 アメリ

記事を読む

『猿の惑星:新世紀』破滅への未来予測とユーモア

2011年から始まった『猿の惑星』のリブートシリーズ第二弾にあたる『猿の惑星:新世紀』。前作

記事を読む

ソフトもハードも研究も、あらゆる転機になった『ジュラシック・パーク』

リチャード・アッテンボロー監督が亡くなりました。 90歳でした。ご冥福をお祈り致します。

記事を読む

『ゼロ・グラビティ』3D技術があっての企画

3D映画が『アバター』以来すっかり浸透した。 自分も最初の頃は3Dで作られた映画は3Dで楽

記事を読む

『Shall we ダンス?』まじめなだけじゃダメですか?

1996年の周防正行監督の名作コメディ『Shall we ダンス?』。これなら子どもたちとも

記事を読む

『スター・トレック BEYOND』すっかりポップになったリブートシリーズ

http://www.startrek-movie.jp/[/caption] オリジナルの

記事を読む

『007 スペクター』シリアスとギャグの狭間で

評判の良かった『007 スペクター』をやっと観た。 前作『スカイフォール』から監督は続

記事を読む

『風と共に去りぬ』時代を凌駕した人生観

小学生の娘が突然、映画『風と共に去りぬ』が観たいと言い出した。

『光とともに…』誰もが生きやすい世の中になるために

©戸部けいこ・秋田書店[/caption] 小学生の娘が、学校

『ゲゲゲの女房』本当に怖いマンガとは?

水木しげるさんの奥さんである武良布枝さんの自伝エッセイ『ゲゲゲ

『チャーリーとチョコレート工場』歪んだ愛情とその傷

映画が公開されてから時間が経って、その時の宣伝や熱狂が冷めたあ

『ドラゴンボール』元気玉の行方

http://www.maniado.jp/community/ne

→もっと見る

PAGE TOP ↑