*

『スターウォーズ』は世代を超えて

公開日: : 最終更新日:2019/06/14 映画:サ行

 

今年は『スターウォーズ』の
新シリーズがスタートする。
ディズニーによるルーカスフィルムの買収により、
一時期ジョージ・ルーカスは『スターウォーズ』の
新シリーズはもう作らないと言っていた
前言撤回となる。

そもそも『スターウォーズ』は
9部作構想だったらしいのだが、
ルーカス自身の映画作家としての寿命が
追いつかないとのことで、
全6部作で終了しようとしたところ、
ディズニー傘下になることで、
全9部作制作が再燃したらしい。

ディズニーは色々と大手プロダクションを
傘下に吸収していくが、
ディズニーグループになったとしても、
今までと作風が変わったりしないので、
ファンとしては不安はあまりない。

ただ実質的に『スターウォーズ』を手放した会見時の
ルーカスのさみしそうな顔は忘れられない。

『スターウォーズ』シリーズは第一作が『エピソード4』。
物語が途中から始まるのが、カッコいいと思っていたのでしょうね。

以前親世代の映像作家と
『スターウォーズ・エピソード3』を観た事がある。
その方はルーカスと同じ世代。
リアルタイムでクラシック三部作(eo4~6)を観ていたが、
プリクエル三部作(ep1~3)は観ていなかったとの事。
「このオビワンはあのオビワンか?」
などと説明しながらの鑑賞。

驚いていたのはクラシック三部作と
プリクエル三部作とでは、
映像の表現言語が変わってしまったということ。

映像というのは数カットの積み重ねで
アクションなりドラマなりをみせていく。
普通はメインになる引きの絵で状況を伝え、
アップなりアクションなりをこまめに挿入して、
躍動感を演出するものだった。
自分も映像学校では
そういったスタイルを教わった。

しかしプリクエル三部作では、
メインの映像はなく、
カットが変わるすべての映像がメイン。
どの絵も主役で、
それでもモンタージュのつながりがりが
観客にも把握できる。

これは観客の脳も、激しい映像に慣れ、
どんどん刺激的なものを求めている結果だろう。
そうなると次の新三部作も
更に新しい映像表現になっている可能性は高い。
これは観客の自分たちが気付かないうちに、
映像表現方法が進化した事となる。

スターウォーズシリーズは、
毎回その時代の最先端の技術を取り入れて
制作されている。

自分が初めて『スターウォーズ』を
知ったのは小学1年生。
奇しくも今年、自分の上の子も小学1年生。
果たしてこのこれからの世代は、
新『スターウォーズ』をどうとらえるのだろうか?

 

関連記事

『スター・ウォーズ・アイデンティティーズ』パートナーがいることの失敗

寺田倉庫で開催されている『スターウォーズ・アイデンティティーズ・ザ・エキシビション』という催

記事を読む

no image

自国の暗部もエンタメにする『ゼロ・ダーク・サーティ』

  アメリカのビン・ラディン暗殺の様子を スリリングに描いたリアリスティック作品。

記事を読む

『シン・ゴジラ』まだ日本(映画)も捨てたもんじゃない!

映画公開前、ほとんどの人がこの映画『シン・ゴジラ』に興味がわかなかったはず。かく言う自分もこ

記事を読む

no image

『百日紅』天才にしかみえぬもの

  この映画は日本国内よりも海外で評価されそうだ。映画の舞台は江戸時代。葛飾北斎の娘

記事を読む

no image

『ズートピア』理不尽な社会をすり抜ける術

ずっと観たかったディズニー映画『ズートピア』をやっと観ることができた。公開当時から本当にあちこちから

記事を読む

no image

『サウンド・オブ・ミュージック』さらに高みを目指そう!

先日行われた息子の幼稚園の発表会の演目は『サウンド・オブ・ミュージック』だった。自分が生まれる前の映

記事を読む

no image

『そして父になる』子役にはドキュメンタリー、大人にはエチュード

  映画『そして父になる』は気になる作品。 自分も父親だから。 6年間育てて

記事を読む

no image

桜をみると思い出す『四月物語』

  4月、桜の季節ということと、 主演の松たか子さんが 第一子誕生ということで、

記事を読む

『好きにならずにいられない』自己演出の必要性

日本では珍しいアイスランド映画『好きにならずにいられない』。エルビス・プレスリーの曲のような

記事を読む

no image

『猿の惑星: 創世記』淘汰されるべきは人間

  『猿の惑星:創世記』。 もうじき日本でも本作の続編にあたる 『猿の惑星:新世

記事を読む

『天気の子』 祝福されない子どもたち

実は自分は晴れ男。大事な用事がある日は、たいてい晴れる。天気予

『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類! 新春スペシャル!!』結束のチーム夫婦も前途多難⁉︎

2016年に人気だった『逃げるは恥だが役に立つ』、通称『逃げ恥

『JUNO ジュノ』ピンクじゃなくてオレンジな

ジェイソン・ライトマン監督の『JUNO ジュノ』は、エリオット

『トイストーリー4』人のお節介もほどほどに

大好きなピクサー映画の『トイストーリー』シリーズの最新作『トイ

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』言わぬが花というもので

大好きな映画『この世界の片隅に』の長尺版『この世界の(さらにい

→もっと見る

PAGE TOP ↑