*

『ヒックとドラゴン』真の勇気とは?

公開日: : 最終更新日:2021/01/03 アニメ, 映画:ハ行,

ウチの2歳の息子も『ひっくとどらぽん』と
怖がりながらも大好きな
米ドリームワークス映画『ヒックとドラゴン』。

なんでもアメリカでは『パート2』が公開され、
大ヒットしているにも関わらず、
日本では未だ公開のメドがたっていないという事態。

周囲でも『パート2』を見た人の評判はすこぶる良く、
日本でも劇場で観たいと署名運動まで起こっている。

しかしながら、この本作『パート1』も
内容が素晴らしかったのに対し、
日本ではあまりヒットしなかったため、
配給会社がなかなか劇場公開へと踏み出せないらしい。

日本の海外アニメというと、ディズニーかピクサー以外は
なかなか紹介されず、ドリームワークス作品も日の目をみにくい。

この『ヒックとドラゴン』。
ドリームワークスというと、
『マダガスカル』のような
小さな子向けの作品がメインで、
ちょっと下品なネタが多い。

それはそれで子どもたちには大ウケなのだが、
本作ではシリアスなファンタジーの表現になっている。

むしろこういったスタイルは
日本人は好きだと思うのだが……。

近年のファンタジー映画の要素をふんだんに盛り込んでいて、
ジブリ作品の情緒も遺伝子で受け継いでいる。

バイキングの人間とドラゴンが戦争をしている。
ヒックはバイキングが恐れていた
ナイトフューリーというドラゴンと友達になってしまう。

バイキングは「相手を殺すことこそ勇気」としている。
臆病なヒックはドラゴンを殺すことが出来なかった。
それが相手に伝わり、友情が生まれる。

ドラゴンにのった飛翔シーンはすばらしく、
ウチの子どもたちも最初は怖い作品かと怯えていたが、
すぐ作品世界にのめり込んでいった。

戦争というのは、対峙する相手が怖くて
引き金をひいてしまうもの。
ヒックは武器をおいて、丸腰になって
闘わない意思をみせた。

相手を殺すくらいなら、
殺されてもいいという覚悟。

本当の勇気とはなんだろう?

6歳になる娘に質問してみた。
「人間とドラゴンは戦争してるんだけど、
ヒックはドラゴンと友達になっちゃった。
どう思う?」

娘は無言でした。
まだちょっと難しい質問だったかな?

関連記事

no image

『ルパン三世 カリオストロの城』これって番外編だよね?

  『ルパン三世』が30年ぶりに テレビシリーズになるとのことで。 数年前か

記事を読む

『はちどり』 言葉を選んで伝えていく

雑誌に韓国映画『はちどり』が取り上げられていて興味を抱いた。中学生が主人公の映画でフェミニズ

記事を読む

no image

『NHKニッポン戦後サブカルチャー史』90年代以降から日本文化は鎖国ガラパゴス化しはじめた!!

  NHKで放送していた 『ニッポン戦後サブカルチャー史』の書籍版。 テレビ

記事を読む

no image

『ベルサイユのばら』ロックスターとしての自覚

「あ〜い〜、それは〜つよく〜」 自分が幼稚園に入るか入らないかの頃、宝塚歌劇団による『ベルサイユの

記事を読む

『アーロと少年』 過酷な現実をみせつけられて

く、暗いゾ。笑いの要素がほとんどない……。 日本のポスタービジュアルが、アーロと少年ス

記事を読む

『ダンダダン』 古いサブカルネタで新感覚の萌えアニメ?

『ダンダダン』というタイトルのマンガがあると聞いて、昭和生まれの自分は、真っ先に演歌歌手の段

記事を読む

『イニシェリン島の精霊』 人間関係の適切な距離感とは?

『イニシェリン島の精霊』という映画が、自分のSNSで話題になっていた。中年男性の友人同士、突

記事を読む

no image

『君たちはどう生きるか』誇り高く生きるには

  今、吉野源三郎著作の児童文学『君たちはどう生きるか』が話題になっている。

記事を読む

『未来のミライ』真の主役は建物の不思議アニメ

日本のアニメは内省的で重い。「このアニメに人生を救われた」と語る若者が多いのは、いかに世の中

記事を読む

no image

時事ネタコメディの必要性『ザ・シンプソンズ』

  なんだかネットやマスコミでは みんなフラストレーションが爆発しちゃってる。

記事を読む

『ブラッシュアップライフ』 人生やり直すのめんどくさい

2025年1月から始まったバカリズムさん脚本のドラマ『ホットス

『枯れ葉』 無表情で生きていく

アキ・カウリスマキ監督の『枯れ葉』。この映画は日本公開されてだ

『エイリアン ロムルス』 続編というお祭り

自分はSFが大好き。『エイリアン』シリーズは、小学生のころから

『憐れみの3章』 考察しない勇気

お正月休みでまとまった時間ができたので、長尺の映画でも観てみよ

『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』 あらかじめ出会わない人たち

毎年年末になるとSNSでは、今年のマイ・ベスト10映画を多くの

→もっと見る

PAGE TOP ↑