『バンカー・パレス・ホテル』 ホントは似てる?日仏文化

ダメよ~、ダメダメ。
日本エレキテル連合という
女性二人の芸人さんがいます。
白塗りの女をおっちゃんが
ネチネチ口説いているネタ。
これがフランスSF映画
『バンカー・パレス・ホテル』で
おっちゃんが太った女性型アンドロイドに
ちょっかいをだしている場面を思い出すと、
友人の指摘でハッとしました。
大まじめにクールな映画だと思っていた本作。
なんとコメディだったのか!?
そもそもこの『日本エレキテル連合』のコントは、
別に『バンカー・パレス・ホテル』を
基ネタにしている訳ではなく、
彼女たちが偶然見かけたカップルの様子を
風刺したにすぎないらしい。
アイディアの原風景イデアが近いのだなと。
そもそもフランスと日本の
ポップカルチャーは類似している。
歴史的にも近代的にも
お互いに影響し合っています。
そもそも本作の監督エンキ・ビラルは
『バンドシネ』というフランス独自の
哲学的なマンガの作家。
マンガを大の大人が大まじめに、
それこそ単純な話を小難しく
こねくり回して熱く語ったり、
フレンチローリータや
日本のアイドルブームのように、
ロリータコンプレックスが、
堂々とメインカルチャーに
のし上がったりしている。
一見、幼稚なことを、
おっさんたちが真剣に研究している。
冷静に考えて、不気味な趣味嗜好である。
『日本エレキテル連合』の
この気色の悪いコントも、
一般ウケするということは、
みんなが理解できる日常的な
風景だということだからでしょう。
そうすると、街を歩いているだけでも、
笑いのネタはゴロゴロ転がっていると
言うことなんでしょうね。
世界はおもしろい!
関連記事
-
-
『塔の上のラプンツェル』 深刻な問題を明るいエンタメに
大ヒット作『アナと雪の女王』もこの 『塔の上のラプンツェル』の成功なしでは 企画すら通ら
-
-
『機動戦士ガンダム』 ブライト・ノアにみる大人のあり方
『機動戦士ガンダム』は派生作品があまりに多過ぎて、 TSUTAYAでは1コーナー出来てしま
-
-
『虹色のトロツキー』男社会だと戦が始まる
アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGINE』を観た後、作者安彦良和氏の作品
-
-
『オオカミの家』考察ブームの追い風に乗って
話題になっていたチリの人形アニメ『オオカミの家』をやっと観た。人形アニメといえばチェコのヤン
-
-
『鬼滅の刃』親公認!道徳的な残虐マンガ‼︎
いま、巷の小学生の間で流行っているメディアミックス作品『鬼滅の刃』。我が家では年頃の子どもが
-
-
『ロード・オブ・ザ・リング』 ファンタージーがファンタジーのままならば
Amazonのオリジナル・ドラマシリーズ『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』が配信開始にな
-
-
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』 サブカルの歴史的アイコン
1995年のテレビシリーズから始まり、 2007年から新スタートした『新劇場版』と 未だ
-
-
戦争は嫌い。でも戦争ごっこは好き!! 『THE NEXT GENERATION パトレイバー』
1980年代にマンガを始めOVA、 テレビシリーズ、劇場版と メディアミック
-
-
『フロリダ・プロジェクト』パステルカラーの地獄
アメリカで起きていることは、10年もしないうちに日本でも起こる。日本は、政策なり事業なり、成
-
-
『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』夢を現実にした最低で最高の男
芸能界は怖いところだよ。よく聞く言葉。 本書は『宇宙戦艦ヤマト』のプロデューサーで、実質的な生みの
