*

『ツイン・ピークス』 あの現象はなんだったの?

公開日: : 最終更新日:2021/05/26 ドラマ, 映画:タ行

アメリカのテレビドラマ『ツイン・ピークス』が
25年ぶりに続編がつくられるそうです。

そもそもドラマのラストシーンで
「25年後にまた会いましょう」みたいな
セリフがあったらしいんですね。
自分は忘れたけど。

で、今年25年経ったけどどうなったの?と
監督のデビッド・リンチに問い合わせが殺到したらしい。

「続編の予定はない」と
そのときは言っていたけれど、
さんざっぱら作ってくれと頼まれたのか、
満を持しての続編制作発表!!

当時リアルタイムで観ていたし、
とても流行ったのだけれど、
未だにこの流行の意味が分からない。

デビッド・リンチは
カルトムービーの王様とまで言われ、
一般ウケするタイプの作風ではないのに、
そもそもなんでテレビシリーズの監督の
依頼がきたのだろう。

一応サスペンスなのだけれど、
あんまりまじめに作ってない。

最初は本格的なサスペンス調だったにもかかわらず、
だんだんとふざけている描写が増えていく。

自分はコント番組のように
ゲラゲラ笑いながら観ていたと思うが、
周囲があまりに真剣に観ているので、
まったくアウェイだった。
不真面目だと怒られたくらい。

後に映画版も出来たが、
同じ監督にも関わらず、
作風が違うのがナゾだった。
急にシリアスになるし。

みんなどこまで理解して楽しんでいたのか
未だによくわからない作品。

続編もまたよくわからないまま、
突き進んで行くのでしょうね。

チェリーパイでも食べて、
テンションあげましょう!!


関連記事

『不適切にもほどがある!』 断罪しちゃダメですか?

クドカンこと宮藤官九郎さん脚本によるドラマ『不適切にもほどがある!』が、放送開始とともに大き

記事を読む

no image

『3S政策』というパラノイア

  『3S政策』という言葉をご存知でしょうか? これはネットなどから誕生した陰謀説で

記事を読む

『プライドと偏見』 あのとき君は若かった

これまでに何度も映像化されているジェーン・オースティンの小説の映画化『プライドと偏見』。以前

記事を読む

『ウェンズデー』  モノトーンの10代

気になっていたNetflixのドラマシリーズ『ウェンズデー』をやっと観た。ずっと気になってい

記事を読む

『ドラゴンボールZ 復活の「F」』 作者にインスパイアさせた曲

正直に言ってしまうと自分は 『ドラゴンボール』はよく知らない。 鳥山明氏の作品は『Dr.

記事を読む

no image

『台風クラブ』制服に封じ込まれたもの

このたびの台風により、被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。 台風18号が東日本に

記事を読む

『デッドプール2』 おバカな振りした反骨精神

映画の続編は大抵つまらなくなってしまうもの。ヒット作でまた儲けたい企業の商魂が先に立つ。同じ

記事を読む

『健康で文化的な最低限度の生活』 貧しさが先か、病が先か?

「なんか該当しそうな給付制度ありました?」 これは最近パパ友との会話で欠かせないトピック。こ

記事を読む

no image

原作への愛を感じる『ドラえもん のび太の恐竜2006』

  今年は『ドラえもん』映画化の 35周年だそうです。 3歳になる息子のお気

記事を読む

『世にも怪奇な物語』 怪奇現象と幻覚

『世にも怪奇な物語』と聞くと、フジテレビで不定期に放送している『世にも奇妙な物語』をすぐ思い

記事を読む

『アバウト・タイム 愛おしい時間について』 普通に生きるという特殊能力

リチャード・カーティス監督の『アバウト・タイム』は、ときどき話

『ヒックとドラゴン(2025年)』 自分の居場所をつくる方法

アメリカのアニメスタジオ・ドリームワークス制作の『ヒックとドラ

『世にも怪奇な物語』 怪奇現象と幻覚

『世にも怪奇な物語』と聞くと、フジテレビで不定期に放送している

『大長編 タローマン 万博大爆発』 脳がバグる本気の厨二病悪夢

『タローマン』の映画を観に行ってしまった。そもそも『タローマン

『cocoon』 くだらなくてかわいくてきれいなもの

自分は電子音楽が好き。最近では牛尾憲輔さんの音楽をよく聴いてい

→もっと見る

PAGE TOP ↑