*

低予算か大作か?よくわからない映画『クロニクル』

公開日: : 最終更新日:2019/06/15 アニメ, 映画:カ行

 

ダメダメ高校生三人組が、未知の物体と遭遇して
超能力を身につけるというSFもののハリウッド映画。

この映画の特徴はモキュメンタリーという、
架空の出来事をあたかも実際に
あったように演出するスタイル。

主人公たちがカメラの自撮りで撮影した映像を
後で編集したかのような構成の演出。

要するに前カットビデオ映像。
この手法は低予算映画にはもってこい。

以前『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』という映画で、
予算がないので全編ホームビデオで撮影したのだが、
その理由として登場人物がみんなビデオカメラを持って、
ホラー空間に入って行く演出にした。
映りの悪い映像が、かえってホラーの雰囲気を引き立たせた。

で、この『クロニクル』は果たして低予算なのか?

ビデオカメラの映像なのにも関わらず、
CGがふんだんに使われている。
やっぱりお金かかってるのかな?

この演出での効果は、ちゃっちいSFを
大仰にみせるためのカラクリでもあるけれど、
青春時代の雰囲気を伝える、別の効果も果たしてる。

SFとしてはなにも結論がでないので、やや見応えはないが、
こういった実験的な演出は好感が持てます。

日本のSFアニメの影響も多々みられます。
続編もつくるとか?

ただ、やっぱり正攻法で撮影された映画の方が
個人的には好みですけどね。

関連記事

『チェンソーマン』 サブカル永劫回帰で見えたもの

マンガ『チェンソーマン』は、映画好きにはグッとくる内容だとは以前から聞いていた。絵柄からして

記事を読む

『思い出のマーニー』 好きと伝える誇らしさと因縁

ジブリ映画の最新作である『思い出のマーニー』。 自分の周りでは、女性の評判はあまり良くなく

記事を読む

no image

『スター・トレック BEYOND』すっかりポップになったリブートシリーズ

オリジナルの『スター・トレック』映画版をやっていた頃、自分はまだ小学生。「なんだか単純そうな話なのに

記事を読む

『天気の子』 祝福されない子どもたち

実は自分は晴れ男。大事な用事がある日は、たいてい晴れる。天気予報が雨だとしても、自分が外出し

記事を読む

『アンブロークン 不屈の男』 昔の日本のアニメをみるような戦争映画

ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが監督する戦争映画『アンブロークン』。日本公開前に、

記事を読む

no image

『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』夢を現実にした最低で最高の男

芸能界は怖いところだよ。よく聞く言葉。 本書は『宇宙戦艦ヤマト』のプロデューサーで、実質的な生みの

記事を読む

『ダンジョン飯』 健康第一で虚構の彼方へ

『ダンジョン飯』というタイトルはインパクトがありすぎた。『ダンジョン飯』という、なんとも不味

記事を読む

『帰ってきたヒトラー』 これが今のドイツの空気感?

公開時、自分の周りで好評だった『帰ってきたヒトラー』。毒のありそうな社会風刺コメディは大好物

記事を読む

no image

『王と鳥』パクリじゃなくてインスパイア

  先日テレビで放送された 『ルパン三世・カリオストロの城』(以下『カリ城』)、

記事を読む

『おおかみこどもの雨と雪』 人生に向き合うきっかけ

『リア充』って良い言葉ではないと思います。 『おおかみこどもの雨と雪』が テレビ放映

記事を読む

『M3GAN ミーガン 2.0』 ゆるぎないロボ愛よ永遠に

自分はSFが好き。友だちロボットのAIがバグって、人間を襲い出すS

『ナミビアの砂漠』 生きづらさ観察記

日曜日の朝にフジテレビで放送している番組『ボクらの時代』に俳優

『サタンタンゴ』 観客もそそのかす商業芸術の実験

今年2025年のノーベル文化賞をクラスナホルカイ・ラースローが

『教皇選挙』 わけがわからなくなってわかるもの

映画『教皇選挙』が日本でもヒットしていると、この映画が公開時に

『たかが世界の終わり』 さらに新しい恐るべき子ども

グザヴィエ・ドラン監督の名前は、よくクリエーターの中で名前が出

→もっと見る

PAGE TOP ↑