今年は『機動戦士ガンダム』の35周年。
富野由悠季監督による新作
『ガンダム Gのレコンギスタ』も準備中。
来年は『The ORIGINE』と未だ新作が目白押し。

この『逆襲のシャア』では、
主人公アムロと宿敵シャアの恋物語に
終止符を打つ完結編となっている。

当初の企画ではアムロには前シリーズからの
恋人・ベルトーチカと続いており、
二人の子どもを妊娠中という設定だった。

ヒーローが父親になるのは
イヤだとスタッフの声があがり、
アムロは女性を転々としていることとなった。

ライバルのシャアも作品ごとに
違うパートナーがいる。

当時反対したスタッフも皆若かったのでしょう。
独身貴族(死後)がカッコいいと思っていたのでしょうね。

アムロは妻子持ち、シャアは独身貴族となっていれば、
男の人生のあり方も様々となり、ライバルとして対照的な
演出効果になったと思います。

富野監督はどうしても納得がいかなかったのでしょう。
『ベルトーチカ・チルドレン』という
アムロが妻子持ちになるパラレルストーリーの
小説版を発表しています。

彼らはヒーローなので、
女性にモテてくれなくてはいけません。

自分はこれをみた10代半ばのとき、
男の人生は独身貴族で
女性を転々とするものと信じてしまいました。

アムロとシャアは本質的には女性に興味がなく、
男同士のホモソーシャルに没入している感がするのは、
決まった相手を選べないところにも表れています。

今生涯未婚率がどんどん上がったのも、
こういった刷り込みが影響しているかと
思うのはちと言い過ぎか?

ちょっと前までは、
人はある程度の年齢に達したら
結婚をするものでした。
それが現代は変わりつつあります。

生涯未婚率アップ。少子化。
ちっともいいことではありません。

もしかしてアムロが妻子持ちだったら、
今の日本も違った状態だったのかしら?

妻子持ちになることは
カッコわるい選択ではないと思うんですけどね。