「 映画 」 一覧
『マイティ・ソー バトルロイヤル』儲け主義時代を楽しむには?
ポップコーン・ムービーの王道、今ノリにノってるディズニー・マーベルの人気キャラクター・ソーの最新作『マイティ・ソー バトルロイヤル』。またもや日本公開でローカライズ改題されてる。原題は『Thor: R
『わたしを離さないで』 自分だけ良ければいい世界
今年のノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ原作の映画『わたしを離さないで』。ラブストーリーのようなタイトルだけど、実はものすごく暗く重く、恐ろしい映画。 ディストピアSFでありながら
『ブレードランナー2049』 映画への接し方の分岐点
日本のテレビドラマで『結婚できない男』という名作コメディがある。仕事ができてハンサムな建築家が主人公。でも彼はものすごい偏屈。彼の口癖は「僕はね、結婚できないんじゃなくて結婚しないんですよ」ま
『トロールズ』これって文化的鎖国の始まり?
配信チャンネルの目玉コーナーから、うちの子どもたちが『トロールズ』を選んできた。あれ、これドリームワークス製作? 大手メジャーのハリウッド製アニメだったんだ。まったく知らない作品だ
『マイマイ新子と千年の魔法』 真のインテリジェンスとは?
近年のお気に入り映画に『この世界の片隅に』はどうしも外せない。自分は最近の日本の作品はかなり厳選して観るようになった。この映画だけは何か感ずるものがあり、公開初日に観に行ってしまった。当日の劇
『日の名残り』 自分で考えない生き方
『日の名残り』の著者カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞した。最近、この映画版の話をしていたばかりだったので親近感が湧いた。ジェームズ・アイヴォリー監督でアンソニー・ホプキンスとエマ・トンプ
『猿の惑星:聖戦記』SF映画というより戦争映画のパッチワーク
地味に展開しているリブート版『猿の惑星』。『猿の惑星:聖戦記』はそのシリーズ完結編で、オリジナル第1作に繋がるという。 自分は社会風刺のある地味系SFが大好物なので、これは無視することはできない
『美女と野獣』古きオリジナルへのリスペクトと、新たなLGBT共生社会へのエール
ディズニーアニメ版『美女と野獣』が公開されたのは1991年。今や泣く子も黙る印象のディズニーなので信じがたいが、当時のディズニー映画は人気が下火。なんとかして起死回生しようと躍起になっていた。前作『リ
『エクス・マキナ』 萌えの行方
2017/10/08 | 映画:ア行
イギリスの独立系SFスリラー映画『エクス・マキナ』。なんともいえないイヤ〜な後味がする映画。心にのっぺりと澱が溜まってくるような感じ。R指定マークがこれでもかと強調されているディスクのレイアウ
『ワンダーウーマン』 女が腕力を身につけたら、男も戦争も不要となる?
ガル・ギャドットが演じるワンダーウーマンの立ち姿がとにかくカッコイイ! それを一見するだけでもこの映画を観る価値がある。 最近のワーナー&DCのアメコミヒーローモノは、成功してい