*

『ヒックとドラゴン』真の勇気とは?

公開日: : 最終更新日:2015/11/08 アニメ, 映画:ハ行,

t02200110_0600030013126407277

ウチの2歳の息子も『ひっくとどらぽん』と
怖がりながらも大好きな
米ドリームワークス映画『ヒックとドラゴン』。

なんでもアメリカでは『パート2』が公開され、
大ヒットしているにも関わらず、
日本では未だ公開のメドがたっていないという事態。

周囲でも『パート2』を見た人の評判はすこぶる良く、
日本でも劇場で観たいと署名運動まで起こっている。

しかしながら、この本作『パート1』も
内容が素晴らしかったのに対し、
日本ではあまりヒットしなかったため、
配給会社がなかなか劇場公開へと踏み出せないらしい。

日本の海外アニメというと、ディズニーかピクサー以外は
なかなか紹介されず、ドリームワークス作品も日の目をみにくい。

この『ヒックとドラゴン』。
ドリームワークスというと、
『マダガスカル』のような
小さな子向けの作品がメインで、
ちょっと下品なネタが多い。

それはそれで子どもたちには大ウケなのだが、
本作ではシリアスなファンタジーの表現になっている。

むしろこういったスタイルは
日本人は好きだと思うのだが……。

近年のファンタジー映画の要素をふんだんに盛り込んでいて、
ジブリ作品の情緒も遺伝子で受け継いでいる。

バイキングの人間とドラゴンが戦争をしている。
ヒックはバイキングが恐れていた
ナイトフューリーというドラゴンと友達になってしまう。

バイキングは「相手を殺すことこそ勇気」としている。
臆病なヒックはドラゴンを殺すことが出来なかった。
それが相手に伝わり、友情が生まれる。

ドラゴンにのった飛翔シーンはすばらしく、
ウチの子どもたちも最初は怖い作品かと怯えていたが、
すぐ作品世界にのめり込んでいった。

戦争というのは、対峙する相手が怖くて
引き金をひいてしまうもの。
ヒックは武器をおいて、丸腰になって
闘わない意思をみせた。

相手を殺すくらいなら、
殺されてもいいという覚悟。

本当の勇気とはなんだろう?

6歳になる娘に質問してみた。
「人間とドラゴンは戦争してるんだけど、
ヒックはドラゴンと友達になっちゃった。
どう思う?」

娘は無言でした。
まだちょっと難しい質問だったかな?

関連記事

『団地ともお』で戦争を考える

小さなウチの子ども達も大好きな『団地ともお』。夏休み真っ最中の8月14日にNHKで放送されて

記事を読む

『スノーマン』ファンタジーは死の匂いと共に

http://co-trip.jp/article/36020/[/caption] 4歳に

記事を読む

男は泣き、女は勇気をもらう『ジョゼと虎と魚たち』

この映画『ジョゼと虎と魚たち』。 公開当時、ミニシアター渋谷シネクイントに 長蛇の列に並

記事を読む

ホントは奇跡の企画『となりのトトロ』

先日『となりのトトロ』がまたテレビで放映してました。 ウチの子ども達も一瞬にして夢中になり

記事を読む

『バッファロー’66』シネクイントに思いを寄せて

渋谷パルコが立て替えとなることで、パルコパート3の中にあった映画館シネクイントも休館となるそ

記事を読む

『ワールド・ウォーZ』ゾンビものとディザスターもののイノベーション

ブラッド・ピットが自ら製作も手がけた 映画『ワールド・ウォーZ』。 ゾンビものとディ

記事を読む

DT寅次郎がゆく『みうらじゅんのゆるゆる映画劇場 』

雑誌『映画秘宝』に現在も連載中の記事を再編集されたもの。普通の映画評論に飽きたら、このエッセ

記事を読む

太宰治が放つ、なりすましブログのさきがけ『女生徒』

第二次大戦前に書かれたこの小説。 太宰治が、女の子が好きで好きで、 もうたまらなく好

記事を読む

映画づくりの新しいカタチ『この世界の片隅に』

クラウドファンディング。最近多くのクリエーター達がこのシステムを活用している。ネットを通して

記事を読む

『おやすみなさいダース・ヴェイダー』SWファンもすっかりパパさ

ジェフリー・ブラウン著『おやすみなさいダース・ヴェイダー』。 スターウォーズの暗黒卿ダース

記事を読む

PAGE TOP ↑