*

『バンカー・パレス・ホテル』フランス人と日本人の文化的嗜好は似てる

公開日: : 最終更新日:2019/06/15 アニメ, 映画:ハ行,

 

ダメよ~、ダメダメ。
日本エレキテル連合という
女性二人の芸人さんがいます。

白塗りの女をおっちゃんが
ネチネチ口説いているネタ。

これがフランスSF映画
『バンカー・パレス・ホテル』で
おっちゃんが太った女性型アンドロイドに
ちょっかいをだしている場面を思い出すと、
友人の指摘でハッとしました。

大まじめにクールな映画だと思っていた本作。
なんとコメディだったのか!?

そもそもこの『日本エレキテル連合』のコントは、
別に『バンカー・パレス・ホテル』を
基ネタにしている訳ではなく、
彼女たちが偶然見かけたカップルの様子を
風刺したにすぎないらしい。

アイディアの原風景イデアが近いのだなと。

そもそもフランスと日本の
ポップカルチャーは類似している。
歴史的にも近代的にも
お互いに影響し合っています。

そもそも本作の監督エンキ・ビラルは
『バンドシネ』というフランス独自の
哲学的なマンガの作家。

マンガを大の大人が大まじめに、
それこそ単純な話を小難しく
こねくり回して熱く語ったり、

フレンチローリータや
日本のアイドルブームのように、
ロリータコンプレックスが、
堂々とメインカルチャーに
のし上がったりしている。

一見、幼稚なことを、
おっさんたちが真剣に研究している。

冷静に考えて、不気味な趣味嗜好である。

『日本エレキテル連合』の
この気色の悪いコントも、
一般ウケするということは、
みんなが理解できる日常的な
風景だということだからでしょう。

そうすると、街を歩いているだけでも、
笑いのネタはゴロゴロ転がっていると
言うことなんでしょうね。

世界はおもしろい!

関連記事

no image

『ベルリン・天使の詩』ドイツカルチャーがカッコいい!!

  昨年倒産したフランス映画社の代表的な作品。 東西の壁がまだあった頃のドイツ。ヴ

記事を読む

no image

『借りぐらしのアリエッテイ』恋愛になる前に

昨年末、俳優の神木隆之介さんと志田未来さんの熱愛報道がスクープされた。関係者は否定したけど、世の

記事を読む

no image

『八甲田山』ブラック上司から逃げるには

今年になって日本映画『八甲田山』のリマスター・ブルーレイが発売されたらしい。自分の周りでも「『八甲田

記事を読む

no image

『生きる』立派な人は経済の場では探せない

  黒澤明監督の代表作『生きる』。黒澤作品といえば、時代劇アクションとなりがちだが、

記事を読む

no image

『ゲゲゲの女房』本当に怖いマンガとは?

  水木しげるさんの奥さんである武良布枝さんの自伝エッセイ『ゲゲゲの女房』。NHKの

記事を読む

no image

『オネアミスの翼』くいっっっぱぐれない!!

  先日終了したドラマ『アオイホノオ』の登場人物で ムロツヨシさんが演じる山賀博之

記事を読む

no image

『パターソン』言いたいことは伝わらない?

ジム・ジャームッシュ監督の最新作『パターソン』。ニュージャージー州のパターソンに住むパターソンさんの

記事を読む

no image

『ベルサイユのばら』ロックスターとしての自覚

「あ〜い〜、それは〜つよく〜」 自分が幼稚園に入るか入らないかの頃、宝塚歌劇団による『ベルサイユの

記事を読む

no image

『村上さんのところ』村上春樹の人間力

  人気小説家の村上春樹さんと 読者の交流サイト『村上さんのところ』が 話題にな

記事を読む

no image

『ビバリーヒルズ・コップ』映画が商品になるとき

  今年は娘が小学校にあがり、初めての運動会を迎えた。自分は以前少しだけ小中高の学校

記事を読む

no image
『ジョーカー』時代が求めた自己憐憫ガス抜き映画

めちゃめちゃ話題になってる映画『ジョーカー』。ハリウッド映画のアメコミ

no image
『いだてん』近代日本史エンタメ求む!

大河ドラマの『いだてん 〜東京オリムピック噺〜』の視聴率が伸び悩んでい

no image
『万引き家族』親がなければ子は育たず

カンヌ国際映画祭でグランプリにあたるパルムドールを受賞した『万引き家族

no image
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』その扇動、のるかそるか?

『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ『ファンタスティック・ビースト

no image
『日本のいちばん長い日(1967年)』ミイラ取りがミイラにならない大器

1967年に公開された映画『日本のいちばん長い日』。原作はノンフィクシ

→もっと見る

PAGE TOP ↑