*

『桐島、部活やめるってよ』スクールカーストの最下層にいたあの頃の自分

公開日: : 最終更新日:2015/11/08 映画:カ行,

t02200157_0300021413076686637

原作小説と映画化、
映画公開後もものすごく話題になり、
日本アカデミー賞を総なめにした
『桐島、部活やめるってよ』。

自分は学園モノが基本的に苦手です。
10代の未熟な自分を思い出したくないのと、
あの頃楽しい思い出が特になかったので、
今更振り返りたくもないといったところ。

昨今、日本の作品は学園モノが
圧倒的に多いのが疑問である。
アニメ作品なんてほとんどが学園モノ。

素人の作品公募で真っ先に落とされる理由として、
主人公が女子高生であることがあげられる。
男も女もみんな女子高生を主人公に
物語をつくっているので、審査員も辟易しているという。
そんなに女子高生って魅力あるの?

自分も女子高生が出てくる作品と言うだけで、
ちょっと観るのをためらうところがある。

まあ話題になっているので、本作を観てみたら、
ここの映画にはかつての自分がいた。

作品のテーマは「スクールカースト」。
要するに学校内で「イケテル」「イケテナイ」で
目に見えない壁がある社会の事。

ここでメインにあたる映画小僧の神木竜之介くんの
役柄が高校時代の自分と全く同じであるということ。

高校生の頃の自分は映画に夢中で
まさに本作の神木くんのよう。
オタクなのにさほど女の子から
キモチワルがられていないのも似てる。

当時誰もが自分の事で頭いっぱいで、
自分と趣味が合わない人のことなど
まったく眼中に入らなかった。

この映画を観て、
あの頃「イケテル人たち」の
気持ちがやっとこさなんとなく
わかったような気がする。
カーストの上層部を維持するのって
大変なんだな~。

やっぱり学生時代には
二度と戻りたくないと思うけどな。

関連記事

『ベルサイユのばら』ロックスターとしての自覚

©︎池田理代子プロダクション[/caption] 「あ〜い〜、それは〜つよく〜」 自分が幼

記事を読む

『鉄コン筋クリート』ヤンキーマインド+バンドデシネ

H(エイチ)2006年12月号[/caption] アニメ映画『鉄コン筋クリート』が公開され

記事を読む

『ドラゴンボール』元気玉の行方

http://www.maniado.jp/community/neta.php?NETA_ID=

記事を読む

原作への愛を感じる『ドラえもん のび太の恐竜2006』

今年は『ドラえもん』映画化の 35周年だそうです。 3歳になる息子のお気に入り映画

記事を読む

太宰治が放つ、なりすましブログのさきがけ『女生徒』

第二次大戦前に書かれたこの小説。 太宰治が、女の子が好きで好きで、 もうたまらなく好

記事を読む

『ワールド・ウォーZ』ゾンビものとディザスターもののイノベーション

ブラッド・ピットが自ら製作も手がけた 映画『ワールド・ウォーZ』。 ゾンビものとディ

記事を読む

岡本太郎の四半世紀前の言葉、現在の予言書『自分の中に毒を持て』

ずっと以前から人に勧められて 先延ばしにしていた本書をやっと読めました。 エキセント

記事を読む

『すーちゃん』女性の社会進出、それは良かったのだけれど……。

益田ミリさん作の4コママンガ 『すーちゃん』シリーズ。 益田ミリさんとも自分は同年代

記事を読む

『電車男』オタクだって素直に恋愛したかったはず

草食男子って、 もう悪い意味でしか使われてないですね。 自分も草食系なんで……。

記事を読む

『ひとりぼっちを笑うな』蛭子さんはハルクの如し

最近、蛭子さんの言葉が流行っているらしい。蛭子さんとは、マンガ界のヘタウマ天才と言われ、タレント

記事を読む

『アベンジャーズ/エンドゲーム』ネタバレは国家を揺るがす

https://marvel.disney.co.jp/movie/

『ボヘミアン・ラプソディ』共感性と流行と

昨年はロックバンド・クイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ

『ルパン三世 ルパンvs複製人間』カワイイものは好きですか?

先日『ルパン三世』の原作者であるモンキー・パンチさんが亡くなら

『未来を花束にして』勝ち得たものの代償

イギリス映画の『未来を花束にして』。100年前のロンドンを舞台

『ブリグズビー・ベア』隔離されたハッピーな夢

http://www.brigsbybear.jp/[/captio

→もっと見る

PAGE TOP ↑