*

25年経っても未だ続く『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』

公開日: : 最終更新日:2015/11/08 アニメ, テレビ, 映画:カ行,

t02200352_0261041813068407544

何でも今年は『攻殻機動隊』の25周年記念だそうです。

この1995年発表の押井守監督作品の
映画版『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』。

当時映画館で観た時、
最初の30分は内容が理解できずにいました。

当時はまだ携帯電話も普及しておらず、
パソコンと言えば会社にあるもので、
個人が所有するにはまだそれほど
一般化していなかったと思う。

ネット犯罪がテーマで、
プログラムが意思をもって犯罪を起こすなど、
想像を遥かに超えたSF作品でした。

先見性があり、何もかもがカッコ良かった。

キリスト教の宗教画をイメージした画面作り。

台詞はお経のように意味不明で、
意味深で難解な哲学を延々喋っている。

民謡をモチーフにした音楽。
アクションシーンでもヒーリング曲風BGM。

登場人物は汗一つかかないアンドロイド。

海外の映画監督にも多大に影響を与えた。
『タイタニック』や『アバター』の
ジェイムズ・キャメロンは大絶賛した。

ウォシャウスキー兄弟(現・姉弟)は
『マトリックス』の企画会議で
「これがやりたいんだ!」と本作のビデオを
プロデューサーにみせたと聞く。

ビデオの売上げも上々だったらしい。

ただ気をつけて欲しいのは、
この作品を評価したのはマニアックな人間で、
一般的な客層にはそれほど響いていないと言う事。

確かに人気はあったでしょう。
しかし、本作は日本国内でもヒットはしなかったし、
アメリカ人も本作の存在を知らない人の方が多い。

後々の海外での評価を伝える報道で、
凱旋的に評価されたといった感の方が強い。

SFとしては充分見応えのある作品ではある。
それゆえ難解で、一般客には敷居が高い。

いまだに新シリーズが発表される本作。
「姿なき敵と闘う」なんて発想、
当時はクールでカッコよく感じた。

制作会社のプロダクションIG作品は、
本作以降後続する作品がすべて
「姿なき敵」と戦う話ばかりの印象なので、
もういい加減辟易したといったところ。

やはり同じジャンルでの名作は
20年に一度くらいしか出てこないのかもしれませんね。

関連記事

『ハリー・ポッター』シングルマザーの邂逅

昨日USJの『ハリー・ポッター』のアトラクションが オープンしたと言う事で話題になってます

記事を読む

王道、いや黄金の道『荒木飛呂彦の漫画術』

荒木飛呂彦さんと言えば『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの漫画家さん。自分は少年ジャンプの漫画

記事を読む

古いセンスがカッコイイぜ!!『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

パッチワークのイノベーション。そのセンスが抜群の娯楽映画。 マーベルコミックの 『ガ

記事を読む

『コクリコ坂から』横浜はファンタジーの入口

横浜、とても魅力的な場所。都心からも交通が便利で、横浜駅はともかく桜木町へでてしまえば、開放

記事を読む

見込みのある若者、後押しする大人『さよなら銀河鉄道999』

自分は若い時から年上が好きだった。もちろん軽蔑すべき人もいたけれど、自分の人生に大きく影響を

記事を読む

『まれ』劇伴作曲家の新しい才能・澤野弘之氏

NHK朝の連続テレビ小説の 春の新番組『まれ』。 はやくも好評ですね。 今週は少女

記事を読む

キワドいコント番組『リトル・ブリテン』

『リトル・ブリテン』という イギリスのコメディ番組をご存知でしょうか? イギリスのコ

記事を読む

『ゴジラ(1954年)』戦争の傷跡の貴重な記録

今年はゴジラの60周年記念で、 ハリウッドリメイク版ももうすぐ日本公開。 なにかと話題多

記事を読む

『藤子・F・不二雄ミュージアム』仕事の奴隷になること

先日、『藤子・F・不二雄ミュージアム』へ子どもたちと一緒に行った。子どもの誕生日記念の我が家のイ

記事を読む

『インサイド・ヘッド』むずかしいことをゆかいに!!

ピクサーの2015年作品『インサイド・ヘッド』。ものすごい脚本だな〜、と感心してしまう映画。

記事を読む

『Ryuichi Sakamoto : CODA』やるべきことは冷静さの向こう側にある

http://ryuichisakamoto-coda.com/[/

『マイティ・ソー バトルロイヤル』儲け主義時代を楽しむには?

http://marvel.disney.co.jp/movie/t

『わたしを離さないで』自分だけ良ければいいの犠牲

今年のノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ原作の映画『わたしを

『ブレードランナー2049』映画への接し方の分岐点

http://www.bladerunner2049.jp/[/ca

『トロールズ』これって文化的鎖国の始まり?

配信チャンネルの目玉コーナーから、うちの子どもたちが『トロール

→もっと見る

PAGE TOP ↑