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メジャーだって悪くない!!『ターミネーター2』

公開日: : 最終更新日:2019/06/13 映画:タ行

 

今年の映画業界はビッグネームの続編やリメイク・リブート作で目白押し。離れてしまったかつての映画ファンを取り戻そうとしてるのか? それともただ単に新しい企画がないのか? こんなに立て続けにメジャー作が公開されると、全部消化するのは不可能だろうな。

『ターミネーター』シリーズもリブートされる。このシリーズは初期作の生みの親ジェイムズ・キャメロンが監督を降りてからも何度も新作が作られ、テレビシリーズにもなった。自分もぜんぶ観てると思うけど、やっぱり最初の2作品にはかなわない。なんとなく自分の中では『ターミネーター2』でシリーズは完結しているような印象だ。

『ターミネーター』の続編で、後に新作を発表する度社会現象にまでなるキャメロン監督の続投。1作目では低予算だったにも関わらず、パート2は超大作になっていた。

この映画が公開された1991年は自分はまさに映画学生。そのころアートシネマが流行っていて、自分も小難しい映画こそ映画と信じてた頃だった。ジャームッシュやヴェンダース、タヴィアーニ兄弟とか独立系映画に憧れていた。

そんな矢先に出会った学校の仲間で、もうメジャーアクション映画が作りたくてしょうがないヤツがいた。彼はどうやったら迫力あるカメラワークになるかとかものすごく真剣に研究していた。カメラワークひとつでも、撮り方ひとつで全然変わってくるのをその人から学び、想いの丈を感覚に任せてぶつけても、相手(観客)に届かない事を知った。もうその技術の探求、創作活動は芸術そのものじゃん!! アクション映画をなめてかかっていた自分を反省し、メジャーである事、多くの人に受け入れられる作品というのは、技術的な工夫がものすごくなされている極上品なのだと知りました。

その当時、映画小僧の自分たちが夢中になったのがこの映画。みんなで映画館へ観に行ったり、誰かが輸入版を手に入れたら、それをみんなで絵コンテに落とし直して検証したり、いろいろ研究させてもらった作品です。

ジェイムズ・キャメロンは商業映画としてのセンスは抜群。イヤラシいくらい商売になる映画を技術的に検証して作る。これ好きでしょ?これも好きでしょ?と観客のニーズをがっちりおさえてる。観客としてはなんともムカつくのだけれど、映画自体が面白いので、キャメロンの仕掛けにまんまとのせられてしまう。ホントにズルい監督。このエンターテーメントテクニックは、後の『タイタニック』や『アバター』へと続いて行く訳です。

まったくもう、ジェイムズ・キャメロン憎し!!(笑)

 

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