*

時事ネタコメディの必要性『ザ・シンプソンズ』

公開日: : 最終更新日:2019/06/14 アニメ

 

なんだかネットやマスコミでは
みんなフラストレーションが爆発しちゃってる。

川崎の中学生殺害事件で、
実名や顔写真、自宅住所を掲載したり、
政治ネタで著名人の発言にすぐ炎上したり……。
これってちょっとみんな
切羽詰まっているのだと感じます。

こんなときはウィットが必要。

アメリカの『ザ・シンプソンズ』なんかは
時事ネタや社会風刺を
ここまでやるかというくらい
シニカルな笑いで描いてる。

もちろんフランスの
『シャルリー・エブド』みたいな
他宗教を皮肉って、風刺の対象から
関係ない人まで不快感にさせて、
いらぬ軋轢をつくってしまうのは
いきすぎかもしれないけど、
理不尽な世の中を笑い飛ばすような
ガス抜き的なエンターテイメントは
必要だと思うのね。

政治や暗い世の中を笑いに
もっていくセンス。

最近すっかりみかけなくなったけど、
日本ではコント集団の
『ザ・ニュースペーパー』なんて
良いポジションだった。
どこまで元ネタ分かるか
試されるような緊張感も刺激的だった。

なんだか日本のエンタメは、
身内の死とか暗いテーマの作品ばかりだけど、
この閉塞感を笑い飛ばせるような
作品は生まれないかしら?

まだまだ日本のエンタメの
のびしろはあると思うんだけどな。

関連記事

『ゴジラ-1.0』 人生はモヤりと共に

ゴジラシリーズの最新作『ゴジラ-1.0』が公開されるとともに、自分のSNSのTLは絶賛の嵐と

記事を読む

no image

日本企業がハリウッドに参入!?『怪盗グルーのミニオン危機一発』

  『怪盗グルー』シリーズは子ども向けでありながら大人も充分に楽しめるアニメ映画。ア

記事を読む

『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』 試されるロボット愛

Netflixで『機動戦士ガンダム』の新作がつくられた。『機動戦士ガンダム』といえば、自分た

記事を読む

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 カワイイガンダムの積年の呪い

アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』が面白い。初期の『機動戦士ガンダム』は、自分は超どスト

記事を読む

『なつぞら』自分の人生とは関係ないドラマのはずだったのに……

「アニメーターってなによ?」7歳になる息子が、NHK朝の連続テレビ小説『なつぞら』の番宣での

記事を読む

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』 野心を燃やすは破滅への道

今年2023年の春、自分は『機動戦士ガンダム』シリーズの『水星の魔女』にハマっていた。そんな

記事を読む

『ゴールデンカムイ』 集え、奇人たちの宴ッ‼︎

『ゴールデンカムイ』の記事を書く前に大きな問題があった。作中でアイヌ文化を紹介している『ゴー

記事を読む

『キングコング 髑髏島の巨神』 映画体験と実体験と

なんどもリブートされている『キングコング』。前回は『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジ

記事を読む

no image

『虹色のトロツキー』男社会だと戦が始まる

  アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGINE』を観た後、作者安彦良和氏の作品

記事を読む

『ダンジョン飯』 健康第一で虚構の彼方へ

『ダンジョン飯』というタイトルはインパクトがありすぎた。『ダンジョン飯』という、なんとも不味

記事を読む

『ケナは韓国が嫌いで』 幸せの青い鳥はどこ?

日本と韓国は似ているところが多い。反目しているような印象は、歴

『LAZARUS ラザロ』 The 外資系国産アニメ

この数年自分は、SNSでエンタメ情報を得ることが多くなってきた

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』 みんな良い人でいて欲しい

『牯嶺街少年殺人事件』という台湾映画が公開されたのは90年初期

『パスト ライブス 再会』 歩んだ道を確かめる

なんとも行間の多い映画。24年にわたる話を2時間弱で描いていく

『ロボット・ドリームズ』 幸せは執着を越えて

『ロボット・ドリームズ』というアニメがSNSで評判だった。フラ

→もっと見る

PAGE TOP ↑