「これ、ずっと観てるんだけど、話も分からないし、
セリフも何言ってるか分からないんだよね~。
だから何が起こってるのかサッパリ分からない」

『機動戦士ガンダム』シリーズの元祖監督である
富野由悠季氏による最新シリーズ
『ガンダム Gのレコンギスタ』を観ているとき、
妻の冷たい視線を感じたので、
言い訳として自分が放った言葉。

妻に言わせれば「それは正しい感性だ」とのこと。
そもそもこのような娯楽は、一般性が低いジャンル。

内容自体が分からなくとも、
キャラクターの絵が好きだったり、
登場するロボットが好きだったりすることで
なんとなく観れてしまうもので、
それが10代の頃だと、完全に刷り込みで
「良いもの」と勘違いしてしまうらしい。

内容はというと、
モビルスーツというロボットに乗って
戦争こそはしているけれど、
そこは若い男女が共同生活を送る
部活やサークルの合宿生活に似ている。

自分もいいオジサンになったので、
こういった共同生活にトキメく心理は
とっくに忘れてしまった。
なのでご老体の富野監督がこの若い感覚を
未だに持っていることが凄い。

『Gのレコンギスタ』には
オレンジ色の髪のアイーダというお姫様が登場する。
ウチの6歳の娘はアイーダが好きらしい。

女子は「お姫様」というだけでひいき目になってしまう。
しかしながらこれは女子の心をも
つかんでいるわけだからなかなか侮れない。

この新作『ガンダム』、オジサンにはちっとも分からないが、
そもそも富野監督が今の若い子に向けて作ったと
豪語しているので、それはそれでいいのでしょう。

エンディングテーマの作詞は富野監督のペンネーム
「井荻隣」で書かれているが、とても前向きでいイイ。

今の大人、つまり我々の世代が
あまりにふがいないから、もうこの世代は見捨てて、
若い子達に向けての老兵からのメッセージなのでしょう。

理論理屈ばかりごねてないで、行動しろ!!
ってことなんでしょうね。