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「 本 」 一覧

『時をかける少女』 永遠に続く人生の忘れ物

2021/07/31 | アニメ, 映画:タ行,

細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』が公開されるにあたり、彼の出世作である『時をかける少女』をあらためて観た。久しぶりの鑑賞だった。当時理解できずに、なんとなくモヤモヤしたままにしていた感情

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『愛がなんだ』 さらば自己肯定感

2021/07/21 | 映画:ア行, 映画館,

2019年の日本映画『愛がなんだ』が、若い女性を中心にヒットしていたという噂は、よく耳にしていた。独立系作品なのに、大入りとのこと。ちょっと気になる。コロナ禍前の話。 原作は角田光代さん

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『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 特殊能力と脳障害

いま中年に差し掛かる年代の男性なら、小学生時代ほとんどが触れていた『機動戦士ガンダム』。いまだにシリーズ最新作が製作され続けている。興味のない人には、「まだやってるの?」としか言いようのないア

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『パフューム ある人殺しの物語』 狂人の言い訳

2021/07/03 | 映画:ハ行, 映画館,

パトリック・ジュースキントの小説『香水 ある人殺しの物語』の文庫本が、本屋さんで平積みされていた。なんでも又吉直樹さんが、テレビ番組でこの本を紹介したのがきっかけで増刷になったらしい。そういえ

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『プライドと偏見』 あのとき君は若かった

2021/06/12 | ドラマ, 映画:ハ行,

これまでに何度も映像化されているジェーン・オースティンの小説の映画化『プライドと偏見』。以前映像化されたイギリスBBCのドラマ版『高慢と偏見』は、当時社会現象となった鉄板の人気作。コリン・ファ

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『スタンド・バイ・ミー』 現実逃避できない恐怖映画

2021/06/05 | 映画:サ行, , 音楽

日本テレビの『金曜ロードショー』のリクエスト放映が楽しい。選ばれる作品は80〜90年代の大ヒット映画。自分のような中年には、最も多感で影響を受けやすい時期に観た作品ばかり。 当時のハリウ

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『復活の日』 日本が世界をみていたころ

2021/05/28 | 映画:ハ行,

コロナ禍になってから、ウィルス災害を描いた作品が注目され始めた。小松左京さん原作の映画『復活の日』も、真っ先に話題になった。猛毒のウィルス兵器が世界中に蔓延し、ほとんどの人類が滅んだ後の世界。

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『ノマドランド』 求ム 深入りしない人間関係

2021/05/20 | 映画:ナ行, 映画館,

アメリカ映画『ノマドランド』が、第93回アカデミー賞を受賞した。日本では3月からこの映画は公開されている。コロナ禍の影響で映画館の客足が遠のいているのか、はたまた作品自体が地味なのか、公開から

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『ドグラ・マグラ』 あつまれ 支配欲者の森

2021/05/16 | 映画:タ行,

夢野久作さんの小説『ドグラ・マグラ』の映画版を久しぶりに観た。松本俊夫監督による1988年の映画。初めてこの映画を観てから、随分時が過ぎてしまった。松本監督をはじめ、出演者の多くがすでに亡くな

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『日本沈没(1973年)』 そして第2部が始まる

2021/05/11 | 映画:ナ行,

ゴールデンウィークの真っ只中、twitterのトレンドワードに『日本沈没』があがった。NHKBSでまさにその時、放送されていたらしい。我が家にはBS視聴環境がないため、そのタイムラインを眺めな

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『SHOGUN 将軍』 アイデンティティを超えていけ

それとなしにチラッと観てしまったドラマ『将軍』。思いのほか面白

『アメリカン・フィクション』 高尚に生きたいだけなのに

日本では劇場公開されず、いきなりアマプラ配信となった『アメリカ

『不適切にもほどがある!』 断罪しちゃダメですか?

クドカンこと宮藤官九郎さん脚本によるドラマ『不適切にもほどがあ

『デューン 砂の惑星 PART2』 お山の大将になりたい!

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、ティモシー・シャラメ主演の『デューン

『マーベルズ』 エンタメ映画のこれから

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の最新作『マーベ

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