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「 本 」 一覧

『ノマドランド』 求ム 深入りしない人間関係

2021/05/20 | 映画:ナ行, 映画館,

アメリカ映画『ノマドランド』が、第93回アカデミー賞を受賞した。日本では3月からこの映画は公開されている。コロナ禍の影響で映画館の客足が遠のいているのか、はたまた作品自体が地味なのか、公開から

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『ドグラ・マグラ』 あつまれ 支配欲者の森

2021/05/16 | 映画:タ行,

夢野久作さんの小説『ドグラ・マグラ』の映画版を久しぶりに観た。松本俊夫監督による1988年の映画。初めてこの映画を観てから、随分時が過ぎてしまった。松本監督をはじめ、出演者の多くがすでに亡くな

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『日本沈没(1973年)』 そして第2部が始まる

2021/05/11 | 映画:ナ行,

ゴールデンウィークの真っ只中、twitterのトレンドワードに『日本沈没』があがった。NHKBSでまさにその時、放送されていたらしい。我が家にはBS視聴環境がないため、そのタイムラインを眺めな

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『龍の歯医者』 坂の上のエヴァ

コロナ禍緊急事態宣言中、ゴールデンウィーク中の昼間、NHK総合でアニメ『龍の歯医者』が放送されていた。深夜アニメでなく、昼間の子どもが観る時間帯。龍と歯医者? 内容がまったく想像できないタイト

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『パブリック 図書館の奇跡』 それは「騒ぎを起こしている」のではなく、「声をあげている」ということ

2021/04/11 | 映画:ハ行,

自分は読書が好き。かつて本を読むときは、書店へ行って、平積みされている新刊や話題作の中から、気になる本を選んで購入していた。本にかかるお金もバカにならない。本を買ったとしても、一度読んだらその

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『健康で文化的な最低限度の生活』 貧しさが先か、病が先か?

2021/03/21 | ドラマ, 映画:カ行,

「なんか該当しそうな給付制度ありました?」 これは最近パパ友との会話で欠かせないトピック。このコロナ禍で、どこの家にも大なり小なり経済的悪影響がのしかかってきた。2回の非常事態宣言は、1回目の

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『シン・エヴァンゲリオン劇場版』 自分のことだけ考えてちゃダメですね

※このブログはネタバレを含みます。 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの四作目で完結編の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。自分は、賛否両論に分かれた三作目『ヱヴァンゲリヲン:Q』も傑作

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『カラマーゾフの兄弟(1969年)』 みんな変でみんないい

2021/03/10 | ドラマ, 映画:カ行,

いまTBSで放送中の連続ドラマ『俺の家の話』の元ネタが、ドストエフスキーの小説『カラマーゾフの兄弟』なのではないかとSNSで話題になった。『カラマーゾフの兄弟』ってそんな話だったっけ? 日本の

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『デッド・ドント・ダイ』 思えば遠くへ来たもんだ

2021/02/16 | 映画:タ行,

エンターテイメント作品でネタに困った時、とりあえずゾンビものを作れば、それなりにヒットする。そんなジンクスがある。日本で大流行の『鬼滅の刃』だって、まず最初には、和装のゾンビものがやりたくて企

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『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』 たどりつけばフェミニズム

2021/02/10 | 映画:サ行,

先日、日本の政治家が、国際的な会見で女性蔑視的な発言をした。その政治家は以前からも同じような発言ばかりしていた。今までは国内では許されていた。多様性を認めていこうという国際的な流れに逆らうよう

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『新幹線大爆破(Netflix)』 企業がつくる虚構と現実

公開前から話題になっていたNetflixの『新幹線大爆破』。自

『ラストエンペラー オリジナル全長版」 渡る世間はカネ次第

『ラストエンペラー』の長尺版が配信されていた。この映画は坂本龍

『アドレセンス』 凶悪犯罪・ザ・ライド

Netflixの連続シリーズ『アドレセンス』の公開開始時、にわ

『HAPPYEND』 モヤモヤしながら生きていく

空音央監督の長編フィクション第1作『HAPPYEND』。空音央

『メダリスト』 障害と才能と

映像配信のサブスクで何度も勧めてくる萌えアニメの作品がある。自

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