「 映画:ハ行 」 一覧
『ベイビー・ブローカー』 内面から溢れ出るもの
是枝裕和監督が韓国で撮った『ベイビー・ブローカー』を観た。是枝裕和監督のような国際的評価の高い著名人は、なぜか国内ではよくわからない宙ぶらりんな存在にされてしまう。いったい海外でその人は何をや
『星の子』 愛情からの歪みについて
今、多くの日本中の人たちが気になるニュース、宗教と政治問題。その中でも宗教二世問題は、今まであまり考えられてこなかった。親がやっている宗教を、その子どもがどう受けとめているか。そもそもが、子ど
『はちどり』 言葉を選んで伝えていく
雑誌に韓国映画『はちどり』が取り上げられていて興味を抱いた。中学生が主人公の映画でフェミニズムを描いている。現代的な優れた作品としての評価。学生が主人公にも関わらずPG12指定というのが気にな
『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』 マイノリティとエンターテイメント
小学生の息子は『ハリー・ポッター』が好き。これも親からの英才教育の賜物(?)なので、もちろん この『ファンタスティック・ビースト』も、親よりも詳しく観ている。『ファンタスティック・ビースト(フ
『フォレスト・ガンプ』 完璧主義から解き放て!
ロバート・ゼメキス監督、トム・ハンクス主演の1995年日本公開の映画『フォレスト・ガンプ』。主人公の名前をそのままタイトルにした作品を日本の配給会社は好まない。『一期一会』と、まったく蛇足なサ
『パフューム ある人殺しの物語』 狂人の言い訳
パトリック・ジュースキントの小説『香水 ある人殺しの物語』の文庫本が、本屋さんで平積みされていた。なんでも又吉直樹さんが、テレビ番組でこの本を紹介したのがきっかけで増刷になったらしい。そういえ
『プライドと偏見』 あのとき君は若かった
これまでに何度も映像化されているジェーン・オースティンの小説の映画化『プライドと偏見』。以前映像化されたイギリスBBCのドラマ版『高慢と偏見』は、当時社会現象となった鉄板の人気作。コリン・ファ