「 映画:ハ行 」 一覧
『博士と彼女のセオリー』 介護と育児のワンオペ地獄の恐怖
先日3月14日、スティーヴン・ホーキング博士が亡くなった。ホーキング博士といえば『ホーキング、宇宙を語る』の著書でも有名だ。ALSの博士という、ビジュアル的にもインパクトのある人物だ。SFファ
『ベイビー・ドライバー』 古さと新しさと遊び心
ミュージカル版アクション映画と言われた『ベイビー・ドライバー』。観た人誰もがべた褒めどころか、ちょっと興奮気味。あまり期待せず、フラッと劇場に行ったらエライことになったって。こりゃあ絶対おもし
『プリズナーズ』他人の不幸は蜜の味
2018/03/07 | 映画:ハ行
なんだかスゴイ映画だったゾ! 昨年『ブレードランナー2049』を発表したカナダ出身のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のハリウッド進出作『プリズナーズ』。自分は同監督の『ボーダーライン』を観てから、すっか
『ハイドリヒを撃て!』 スタイリッシュな実録モノ
2018/01/21 | 映画:ハ行
チェコとイギリス、フランス合作の映画『Anthropoid』というブルーレイを人から借りた。それは輸入盤で日本語字幕がないものだった。果たして自分の英語力で、最後まで観通すことができるか? い
『ブレードランナー2049』 映画への接し方の分岐点
日本のテレビドラマで『結婚できない男』という名作コメディがある。仕事ができてハンサムな建築家が主人公。でも彼はものすごい偏屈。彼の口癖は「僕はね、結婚できないんじゃなくて結婚しないんですよ」ま
『日の名残り』 自分で考えない生き方
『日の名残り』の著者カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞した。最近、この映画版の話をしていたばかりだったので親近感が湧いた。ジェームズ・アイヴォリー監督でアンソニー・ホプキンスとエマ・トンプ
『美女と野獣』古きオリジナルへのリスペクトと、新たなLGBT共生社会へのエール
ディズニーアニメ版『美女と野獣』が公開されたのは1991年。今や泣く子も黙る印象のディズニーなので信じがたいが、当時のディズニー映画は人気が下火。なんとかして起死回生しようと躍起になっていた。前作『リ
『ボーダーライン』善と悪の境界線? 意図的な地味さの凄み
2017/08/24 | 映画:ハ行
映画『ボーダーライン』の原題は『Sicario』。スペイン語で暗殺者の意味らしい。映画の冒頭で、この言葉の説明のテロップが流れる。自分は『Sicario』がこの映画の原題だとは知ら
『ひつじのショーン〜バック・トゥ・ザ・ホーム』人のふり見て我がふり笑え
なにこれ、おもしろい! NHK Eテレで放送しているテレビシリーズ『ひつじのショーン』の劇場版『バック・トゥ・ザ・ホーム』。このシリーズ初の長編だ。 そもそも『ひつじの