「 映画:ハ行 」 一覧
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』虐待がつくりだす歪んだ社会
ウチの子どもたちも大好きな『ハリー・ポッター』シリーズ。こわいこわいと言いながらも、「エクスペクト・パトローナム!」とか魔法の呪文を唱えてあそんでる。映画版の当初はクリス・コロンバスが監督担当で、キッ
『裸足の季節』あなたのためという罠
2016/08/12 | 映画:ハ行
トルコの女流監督デニズ・ガムゼ・エルギュヴェンが撮ったガーリームービー。一見した画面の印象はソフィア・コッポラ監督の『ヴァージン・スーサイズ』。だがこちらの内容は社会派で重く深刻だ
『バッファロー’66』シネクイントに思いを寄せて
渋谷パルコが立て替えとなることで、パルコパート3の中にあった映画館シネクイントも休館となるそうです。かつてはかなりの頻度で通った劇場だったので一抹の寂しさもあり。 自分があし
『ファインディング・ドリー』マイノリティへの応援歌
映画はひととき、現実から逃避させてくれる夢みたいなもの。いつからか映画というエンターテイメントも、限られた人しか観なくなりはじめている。朝から夜中まで働き、休日も返上することを良し
『ブラック・スワン』とキラーストレス
2016/07/14 | 映画:ハ行
以前、子どもの幼稚園で、バレエ『白鳥の湖』を原作にしたミュージカルのだしものがあった。もちろん園児にもわかるように簡略化されたリライト版。娘は迷わず、黒鳥ことオディール役を選んだ。
『ハリー・ポッター』貧困と差別社会を生き抜いて
映画版『ハリー・ポッター』シリーズが日テレの金曜の夜の枠で連続放送されるのがすっかり恒例になった。スタジオジブリ作品に次ぐ、独占目玉プログラム。 『ハリー・ポッター』は基本的には子ども向
『炎628』 戦争映画に突き動かす動機
2016/05/20 | 映画:ハ行
『炎628』は日本では珍しい旧ソビエト映画。かつて友人に勧められた作品。ヘビーな作品なので、体調のいい時に観てねと言われていた。DVD化はされているけど、レンタルはしてないみたい。調べたら今年
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』妄想を現実にする夢
映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は、女性向け官能映画として話題になった。女性誌やネットではけっこう持ち上げられ、センセーショナルな内容なのかと思いきや、その年の最低と言わ
『パンダコパンダ』自由と孤独を越えて
子どもたちが突然観たいと言い出した宮崎駿監督の過去作品『パンダコパンダ』。ジブリアニメが好きなウチの子たちは、『となりのトトロ』にそっくりなパンダの親子のビジュアルにすぐ飛びついた。このアニメには、の
『はじまりのうた』 音楽は人生の潤滑油
この『はじまりのうた』は、自分の周りでも評判が良く、とても気になっていた。当初は「どうせオシャレ女子向けの映画でしょ」と、なんとなく自分とは関係のない映画だと思っていた。メインビジュアルも、ア