「 映画 」 一覧
『帰ってきたヒトラー』 これが今のドイツの空気感?
公開時、自分の周りで好評だった『帰ってきたヒトラー』。毒のありそうな社会風刺コメディは大好物なので、とても興味の沸く作品だった。上映館も少なく、混んでいるとの噂も聞いていた。 ヒトラーが
『ラ・ラ・ランド』夢をみること、叶えること
ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』の評判は昨年末から日本にも届いていた。たまたま自分は日本公開初日の夜に予定がついて、この映画を観た。話題作の初日もあってか、プレミアムフライデーなるものの初日効果もあ
『ドクター・ストレンジ』アメコミとユダヤ人
2017/02/14 | 映画:タ行
流転の民族ユダヤ人は、どこの社会に行っても成功していくらしい。商売上手だったり、仕事ができるのはもちろんだが、どうやらそれだけではないみたい。 ユダヤ人と言えばずっと虐げられ続けている歴史がある
『沈黙 -サイレンス-』 閉じている世界にて
「♪ひとつ山越しゃホンダラホダラダホ〜イホイ」とは、クレイジー・キャッツの『ホンダラ行進曲』の歌詞。青島幸男氏によるこのノーテンキな歌詞の着想のきっかけは暗くて重い。 当時の地方の山村で
『サウルの息子』みせないことでみえてくるもの
2016/12/26 | 映画:サ行
カンヌ映画祭やアカデミー賞など、世界の大きな映画祭で、賞をとりまくっていたハンガリー映画『サウルの息子』。自分の周りでも評価が高く、これは観ておかなければと思っていた。 映画はアウシュビッツの強
『グーニーズ』 ヤツは敵か味方か?
2016/12/16 | 映画:カ行
自分が子どもの頃に夢中になっていた映画を、大人になった今、我が子と一緒に観直すのは楽しい。 以前、家電量販店に子どもたちと行ったとき、デモンストレーションで、2000年代になってからの新
『オデッセイ』 ラフ & タフ。己が動けば世界も動く⁉︎
2016年も押し詰まってきた。今年は世界で予想外のビックリがたくさんあった。イギリスのEU離脱や、アメリカのトランプ大統領誕生。それに日本での新海誠監督作品が国民的な大ヒット。自分が思っているより遥か
『この世界の片隅に』 逆境でも笑って生きていく勇気
小学生の頃、社会の日本近代史の授業で学校の先生が教えてくれた。「第二次大戦中は、今と教育が違っていて、国のために死ぬのは当たり前だとされていたんです」 自分はすっかり、戦時下の人たちはま
『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』夢を現実にした最低で最高の男
芸能界は怖いところだよ。よく聞く言葉。 本書は『宇宙戦艦ヤマト』のプロデューサーで、実質的な生みの親である西崎義展氏の人生を綴っている。 『宇宙戦艦ヤマト』は、SFアニメブームの先駆けの作品。