*

「 音楽 」 一覧

『ドゥ・ザ・ライト・シング』 映画の向こうにある現実

自分は『ドゥ・ザ・ライト・シング』をリアルタイムで映画館で観た世代。それまで人種差別問題は、教科書の中での出来事で、どこか他人事だった。この映画を初めて観た頃も、「ああ、海の向こうのアメリカで

続きを見る

『tick, tick… BOOM! 』 焦ってする仕事の出来栄えは?

2022/05/22 | 映画:タ行, 配信, 音楽

毎年2月になると、アメリカのアカデミー賞の話が気になる。エンターテイメント大国のアメリカでは、今どんな映画が注目されているのか。よく日本は、世界でいちばん最後に、海外配給作品が公開される。なん

続きを見る

『私ときどきレッサーパンダ』 世間体という呪い

コロナ禍の影響でこの2年間、映画館への足がすっかり遠のいてしまった。上映作品も軒並み公開延期や、劇場をスルーして配信へと移行していた。そういった中で、企画段階から配信専用として制作されてであろ

続きを見る

『このサイテーな世界の終わり』 老生か老衰か?

Netflixオリジナル・ドラマシリーズ『このサイテーな世界の終わり』。BTSのテテがこの作品について言及したことから、一気にトレンドに上がった作品。インフルエンサーの発言力に圧倒される。もし

続きを見る

『平家物語(アニメ)』 世間は硬派を求めてる

テレビアニメ『平家物語』の放送が終わった。昨年の秋にFOD独占で先行公開されていたアニメシリーズ。予告編を観ただけでも感動してしまった。これは観たいと思った。アニメ作品や邦画の近作で、興味をそ

続きを見る

『ソウルフル・ワールド』 今そこにある幸福

ディズニープラスを利用し始めた。小学生の息子は、毎日のように自分で作品を選んで楽しんでいる。もし自分も子どもの頃にそんな環境があったらと思うと、とても羨ましい。映画や芸術作品に触れる機会を、親

続きを見る

『のだめカンタービレ』 約束された道だけど

久しぶりにマンガの『のだめカンタービレ』が読みたくなった。昨年の2021年が連載開始20周年ということ。いままさに、表紙描きおろしの新装版が発売されている。このマンガは上野樹里さんが主演でドラ

続きを見る

『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』 ヴィランになる事情

日本国内の映画ヒット作は、この10年ずっと国内制作の邦画ばかりがチャートに登っていた。世界の映画興行の主流は、圧倒的にハリウッド作品。日本だけが国内完結型作品のマーケティングで商売している。日

続きを見る

『うる星やつら 完結編』 非モテ男のとほほな詭弁

2022年の元日に『うる星やつら』のアニメのリメイク版制作の発表があった。主人公のラムが鬼族の宇宙人の設定なので、虎柄のビキニを着ている。いまだにコスプレの定番キャラクター。寅年の元日に虎柄キ

続きを見る

『ドライヴ』 主人公みたいになれない人生

2022/01/15 | 映画:タ行, 音楽

ライアン・ゴズリング主演の『ドライヴ』は、カッコいいから観た方がいいとよく勧められていた。ポスタービジュアルは暗くて地味。車中にいる悲しい顔をしたライアン・ゴズリングに、明るいピンクの筆記体文

続きを見る

『侍タイムスリッパー』 日本映画の未来はいずこへ

昨年2024年の夏、自分のSNSは映画『侍タイムスリッパー』の

『ホットスポット』 特殊能力、だから何?

2025年1月、自分のSNSがテレビドラマ『ホットスポット』で

『チ。 ー地球の運動についてー』 夢に殉ずる夢をみる

マンガの『チ。』の存在を知ったのは、電車の吊り広告だった。『チ

『ブータン 山の教室』 世界一幸せな国から、ここではないどこかへ

世の中が殺伐としている。映画やアニメなどの創作作品も、エキセン

『関心領域』 怪物たちの宴、見ない聞かない絶対言わない

昨年のアカデミー賞の外国語映画部門で、国際長編映画優秀賞を獲っ

→もっと見る

PAGE TOP ↑