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「 音楽 」 一覧

『エターナルズ』 モヤモヤする啓蒙超大作娯楽映画

『アベンジャーズ エンドゲーム』で、一度物語に区切りをつけたディズニー・マーベルの連作シリーズMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)。その後日談がコロナ禍を経て始まりつつある。正直、ま

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『DUNE デューン 砂の惑星』 時流を超えたオシャレなオタク映画

コロナ禍で何度も公開延期になっていたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のSF超大作『DUNE』がやっと日本でも公開された。一時は劇場公開も危ぶまれ、いきなり配信へ突き進んでしまう気配もあった。ヴィルヌー

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『君の名前で僕を呼んで』 知性はやさしさにあらわれる

2021/10/17 | 映画:カ行, , 音楽

SF超大作『DUNE』の公開も間近なティモシー・シャラメの出世作『君の名前で僕を呼んで』。イタリアの片田舎でのLGBTQ恋愛映画。年齢差のあるカップルのひと夏の体験ものではあるが、扱っている恋

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『MINAMATA ミナマタ』 柔らかな正義

アメリカとイギリスの合作映画『MINAMATA』が日本で公開された。日本の政治が絡む社会問題が、エンターテイメント作品で描かれることは、国内の表現ではタブー。近代の話であれば尚のこと。劇中では

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『アリオン』 伝説になれない英雄

安彦良和監督のアニメ映画『アリオン』。ギリシャ神話をモチーフにした冒険活劇。いまアリオンという名前を聞くと、トヨタの車だと連想してしまう。なんでもアリオンという名前は、ギリシャ神話に登場する駿

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『ニュー・シネマ・パラダイス』 昨日のこと明日のこと

『ニュー・シネマ・パラダイス』を初めて観たのは、自分がまだ10代の頃。当時開館したばかりのシネスイッチ銀座で観た。80年代後半は空前のミニシアターブーム。小難しいアート映画も人気があった。観客

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『SUNNY』 日韓サブカル今昔物語

2021/06/21 | 映画:サ行, 音楽

日本映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は、以前からよく人から勧められていた。自分は最近の邦画の漫画原作実写化や、ゆるふわ学園恋愛ものブームに辟易している。90年代サブカル懐古主義と、学園も

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『アメリカン・ユートピア』 歩んできた道は間違いじゃなかった

トーキング・ヘッズのライブ映画『ストップ・メイキング・センス』を初めて観たのは、自分がまだ高校生のとき。ピーター・バラカンさんのラジオ番組で紹介してた。彼が勧める作品に狂いはないと、10代の自

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『スタンド・バイ・ミー』 現実逃避できない恐怖映画

2021/06/05 | 映画:サ行, , 音楽

日本テレビの『金曜ロードショー』のリクエスト放映が楽しい。選ばれる作品は80〜90年代の大ヒット映画。自分のような中年には、最も多感で影響を受けやすい時期に観た作品ばかり。 当時のハリウ

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『龍の歯医者』 坂の上のエヴァ

コロナ禍緊急事態宣言中、ゴールデンウィーク中の昼間、NHK総合でアニメ『龍の歯医者』が放送されていた。深夜アニメでなく、昼間の子どもが観る時間帯。龍と歯医者? 内容がまったく想像できないタイト

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『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』 映画鑑賞という祭り

アニメ版の『鬼滅の刃』がやっと最終段階に入ってきた。コロナ禍の

『ひとりでしにたい』 面倒なことに蓋をしない

カレー沢薫さん原作のマンガ『ひとりでしにたい』は、ネットでよく

『舟を編む』 生きづらさのその先

三浦しをんさんの小説『舟を編む』は、ときどき日常でも話題にあが

『さらば、我が愛 覇王別姫』 眩すぎる地獄

2025年の4月、SNSを通して中国の俳優レスリー・チャンが亡

『ケナは韓国が嫌いで』 幸せの青い鳥はどこ?

日本と韓国は似ているところが多い。反目しているような印象は、歴

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