*

『勇者ヨシヒコと魔王の城』究極の安っぽさの追求

公開日: : 最終更新日:2015/11/08 テレビ, ドラマ

t02200124_0640036013097675613

このドラマの番宣ポスターをはじめてみたとき、
正直、期待してしまいました。
「おっ、とうとう日本のドラマも黒沢映画みたいな
本格的な冒険活劇を本気でやるんだな」と。

でてきたドラマにびっくり!!
良い意味で裏切られた。

想像していたのは真逆。
安っぽさの追求ドラマ。

冒険活劇は確かのその通り。
ゲーム『ドラゴンクエスト』を実写で再現している。
効果音や展開、キャラクターも忠実。

普通、ファンタジーの実写化するにあたっては
いかに豪華にみせるかに工夫を凝らすところを、
いかに素人映画っぽくみせることに力点を置いてる。

『ロード・オブ・ザ・リング』が豪華にみせる
ファンタジーとするなら、本作は真逆。

低予算を逆手にとったバカバカしさの追求。
まあ『モンティパイソン』でも同じような事やっていたので、
そのオマージュもあるでしょう。

深夜枠での放送だったので、
トロんとした頭でみると、ほどよくいい感じ。

プロのスタッフ、プロの役者が、
本気になってくだらないことを追い求める。
こういったバカな精神は今の暗いご時世には必要。

監督は近年コメディ作品を多発している
時の映像作家、福田雄一氏。

もう難しい作品や、凝った作品みるほどの
スタミナが残っていない現代日本で、
これくらいユルくなくては、
みんな物語を追えなくなってしまったのでしょう。

このドラマ、セカンドシーズンもあるし。
いくらでもつくれそう。

ダラダラ気楽に行き(生き)ましょう!!

関連記事

『ブラック・スワン』とキラーストレス

以前、子どもの幼稚園で、バレエ『白鳥の湖』を原作にしたミュージカルのだしものがあった。もちろ

記事を読む

自分にとっても懐かしい『アオイホノオ』

自分は早寝早起き派なので 深夜12時過ぎまで起きていることは 殆どないのだけれど、 た

記事を読む

逆境も笑い飛ばせ! 日本人のユーモアセンスは!?『団地ともお』

『団地ともお』は小学生。 母親と中学生になる姉と 三人で団地暮らし。 父親は単身赴任で

記事を読む

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』ディズニー帝国の逆襲

https://starwars.disney.co.jp/[/caption] 自分は『ス

記事を読む

大人になれない中年男のメタファー『テッド』

大ヒットした喋るテディベアが主人公の映画『テッド』。 熊のぬいぐるみとマーク・ウォールバー

記事を読む

『総員玉砕せよ!』と現代社会

夏になると毎年戦争と平和について考えてしまう。いま世の中ではキナくさいニュースばかり。悲観的

記事を読む

『赤ちゃん教育』涙もろくなったのは年齢のせいじゃない?

フランス文学の東大の先生・野崎歓氏が書いた育児エッセイ『赤ちゃん教育』。自分の子どもが赤ちゃ

記事を読む

『猿の惑星: 創世記』淘汰されるべきは人間

『猿の惑星:創世記』。 もうじき日本でも本作の続編にあたる 『猿の惑星:新世紀』が公開さ

記事を読む

『レオン』美少女は殺し屋も殺す

リュック・ベッソン監督作品、ジャン・レノ主演のフランス映画のスタッフ・キャストがハリウッド進

記事を読む

『ダメなときほど運はたまる』欽ちゃん流自己啓発

欽ちゃんこと萩本欽一さん。自分が小さい頃は欽ちゃんのテレビ番組全盛期で、なんでも30%は視聴

記事を読む

『誘拐アンナ』高級酒と記憶の美化

知人である佐藤懐智監督の『誘拐アンナ』。60年代のフランス映画

『勝手にふるえてろ』平成最後の腐女子のすゝめ

https://cinema.ne.jp/recommend/fur

『SLAM DUNK』クリエイターもケンカに強くないと

うちの子どもたちがバスケットボールを始めた。自分はバスケ未経験

『ペンタゴン・ペーパーズ』ガス抜きと発達障害

スティーヴン・スピルバーグ監督の『ペンタゴン・ペーパーズ』。ベトナ

『デザイナー渋井直人の休日』カワイイおじさんという生き方

https://www.tv-tokyo.co.jp/shibuin

→もっと見る

PAGE TOP ↑