*

『ブリジット・ジョーンズの日記』 女性が生きづらい世の中で

公開日: : 最終更新日:2021/08/26 映画:ハ行,

日本の都会でマナーが悪いワーストワンは
ついこの間まではおじさんがダントツでしたが、
最近では若い女性なのかもしれません。

例えば電車の中、
社内で化粧をしたり飲食をしたり、
老人を押しのけて座席奪って寝たふりしたり、
人を割り込んだり、わざとぶつかってきたり……。

最近電車内の若い女性が凶暴なので、
なるべく避けて電車に乗っています。

さて、どうして若い女性が
こうも凶暴になったのか?

これは本人ばかりが悪いとも言えないのです。
マナーの悪い女性を罰しても、
彼女たちは自覚がないので、いたちごっこ。

ずっとマナー最悪だった
おじさんたちと理由は全く同じ。
彼女たちも社会(会社)では
人間扱いされていないということ。

低賃金、重労働はあたりまえ。
本来若い女性ならチヤホヤされて当然なのに、
今はセクハラこそされても
チヤホヤするほど、男たちも余裕がない。

生活のために仕事をするのに、
いつの間にか仕事のための仕事をしてる。

人と会えば、親戚や親、
上司までもが「結婚はまだか」と
余計なお世話の話をしてくるし。
生きているだけでわずらわしい事ばかり。
そりゃマナーも悪くなる。

男の目から見ると、
若い女性というのは、優しくて上品なイメージ。
それが人の迷惑顧みない傍若無人な行動には
正直こちらもショックを受けてしまう。

マナーの悪い女性、みんなきれいにしてるし、
一見まじめそうにみえる。
自分が善良だと思っているけど、
周囲の目にはそう見えない。

これってとっても怖い事。
反面教師として、自分自身も見つめ直さなきゃ。

人として尊厳を受けていなければ、
人に敬意をはらうことなんて出来なくなる。
不平不満がつのるばかり……。

さて、2000年代はじめの
『ブリジット・ジョーンズの日記』は
キャリアウーマンの裏の姿を赤裸々に描いた作品。

女性の社会進出を晴れやかに描く作品が多い中、
美しくない若い独身女性の姿を活写。
現実なんてこんなもの。

赤裸々な若い女性の姿は
当時ショックだったのでしょう。
映画はR-15指定です。

「女性はこうあるべき」ってステレオタイプを
完全に逆らった表現だったのでしょうね。
しかし後の日本のドラマに
多大なる影響を与えたのは確かです。

相手役のコリン・ファースが
イギリスのテレビシリーズの『高慢の偏見』の
好演でハリウッドに進出したきっかけの作品でもある。

アベノミクスは「輝く女性」の活躍を推進して、
女性議員の登用をしたものの、
不祥事が相次いで露呈されている。

ここの女性議員は、女性の代表と言うよりは
男性社会にとって都合のいい女性たちのことでしょう。
そうなると「女性が輝く」社会作りは
してくれないのは一目瞭然。

日本は昔から男性中心の社会。
女性や子どもが生きづらい世の中は、
ホントは男性にも重責が架せられるばかりの
みんなが生きづらくなって行く社会構図。

バカな日本の男たちが決めたルールは、
女性や子ども老人を黙らせること。

先進国でここまで男尊女卑を
貫いている国も珍しい。

このまま日本人みんなが
ギスギスしてしまう世の中って、
どんなものなのかしら。

関連記事

『ピーターラビット』男の野心とその罠

かねてよりうちの子どもたちがずっと観たがっていた実写版映画『ピーターラビット』をやっと観た。

記事を読む

no image

太宰治が放つ、なりすましブログのさきがけ『女生徒』

  第二次大戦前に書かれたこの小説。 太宰治が、女の子が好きで好きで、 もう

記事を読む

『キングコング 髑髏島の巨神』 映画体験と実体験と

なんどもリブートされている『キングコング』。前回は『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジ

記事を読む

no image

『花とアリス』男が描く少女マンガの世界

  岩井俊二監督作品『花とアリス』が アニメ化されるというニュースが来ましたね。

記事を読む

no image

『高い城の男』占いは当たらない?

  映画『ブレードランナー』の原作者フィリップ・K・ディックの代表作『高い城の男』。

記事を読む

『プリキュアシリーズ』 女児たちが憧れる厨二

この『プリキュアシリーズ』 今年は10周年との事。 ウチの幼稚園の娘も大好きで、 何度

記事を読む

no image

育児ママを励ます詩『今日』

  今SNSで拡散されている 『今日』という詩をご存知でしょうか。 10年程

記事を読む

『BLUE GIANT』 映画で人生棚卸し

毎年年末になると、映画ファンのSNSでは、その年に観た映画の自身のベスト10を挙げるのが流行

記事を読む

no image

『ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘』天才と呼ばれた普通の父親たち

  なんともうまいタイトルの本。本屋さんをブラブラしていたら、水木しげるさんの追悼コ

記事を読む

『クラッシャージョウ』 日本サブカル ガラパゴス化前夜

アニメ映画『クラッシャージョウ』。1983年の作品で、公開当時は自分は小学生だった。この作品

記事を読む

『ナミビアの砂漠』 生きづらさ観察記

日曜日の朝にフジテレビで放送している番組『ボクらの時代』に俳優

『サタンタンゴ』 観客もそそのかす商業芸術の実験

今年2025年のノーベル文化賞をクラスナホルカイ・ラースローが

『教皇選挙』 わけがわからなくなってわかるもの

映画『教皇選挙』が日本でもヒットしていると、この映画が公開時に

『たかが世界の終わり』 さらに新しい恐るべき子ども

グザヴィエ・ドラン監督の名前は、よくクリエーターの中で名前が出

『動くな、死ね、甦れ!』 過去の自分と旅をする

ずっと知り合いから勧められていたロシア映画『動くな、死ね、甦れ

→もっと見る

PAGE TOP ↑