*

鳥肌実のアヤシい存在感と、まっとうな人生観の映画『タナカヒロシのすべて』

公開日: : 最終更新日:2015/11/08 メディア, 映画:タ行

t02200310_0550077613035128985

昨日は8月15日。終戦記念日。

この日で自分がすぐ
イメージするのは靖国神社。

毎年マスコミから伝わるイメージでは
ものものしい過激な雰囲気の
場所に感じてしまうが、
実際に行った人の話を聞くと、
普通に戦没者に黙祷して、
普通にお参りして、
清々しい気持ちになると聞きます。

確かにエキセントリックな人も
来るかもしれない。
けれどもそれも大勢の中の少数派。

マスコミはセンセーショナルに
騒ぎ立てるのが仕事。
面白おかしくして、
視聴率や部数をあげなくてはならない
シビアな現実がある。

情報を正しく伝えることより、
目先の話題性や金儲けが
前面にきてしまうのは
悲しいことです。

ずっと敬遠していた
終戦記念日の靖国神社。
来年は参拝してみようかしら?

そして終戦記念日の
靖国神社といえば
鳥肌実氏のパフォーマンス。

テレビで放送できない
軍国主義のパフォーマンスは有名。

放送コードギリギリの存在感の彼が
主演している映画『タナカヒロシのすべて』。

この映画のアヤシイポスターをみて、
妻が「キモチ悪い!」とすぐ食いついた。

この映画の内容というと、
これといって趣味も友達も彼女もいない30独身男が、
どんどん不幸になっていくと言う話。

かつら製造工場でつまらなそうに働いて、
駅前のたこやき屋台の親父に睨まれビクビクし、
犬に吠えられ、弁当で割り込みされ文句も言えず……。

淡々とこの行動しない男の姿を描いていきます。
度重なる不幸で、動かざるを得なくなり、
なにもなくなったところで
やっと人生のスタートラインに立つと言う話。

「これはあなたと同じじゃないか」と妻の指摘。

妻からするととても笑える映画で、
自分からすると不愉快だったこの映画。
意識しなかった自分の生態。

演出はフィンランドの
カウリスマキ兄弟のような
人生のおかしみと哀しみの世界観。

まっとうな物語なのに、
鳥肌実の存在感でアヤシイ感じに仕上がってる。

ゲテモノあつかってるのに、
正当な人生観を描いている。
なにげに深い映画です。

関連記事

『一九八四年』大事なことはおばちゃんに聞け!

https://ja.wikipedia.org/[/caption] 『一九八四年』はジョ

記事を読む

『her』ネットに繋がっている時間、私の人生は停まっている

http://her.asmik-ace.co.jp/#Top[/caption] スパイク

記事を読む

『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか』大人よりも子どもの方が真実を知っている

20代後半の男性保育士さんが、 園児たちの何気ない言葉、 ハッとした言葉を綴った Tw

記事を読む

『わたしは、ダニエル・ブレイク』世の中をより良くするために

http://www.longride.jp/danielblake/[/caption]

記事を読む

『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』夢を現実にした最低で最高の男

©︎東北新社 Lisenced by東北新社[/caption] 芸能界は怖いところだよ。よ

記事を読む

はやいことに三代目『いないいないばぁっ!!』『みいつけた!』

小さい子どもがいる家の 朝の定番番組はNHK Eテレ。 ホントは朝はニュースとかみた

記事を読む

『東京暮色』生まれてきた命、生まれてこなかった命

「東京暮色」4Kデジタル修復版 海外版ポスター (c)1957/2018松竹株式会社[/capti

記事を読む

『沈黙 -サイレンス-』閉じている世界にて

©2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.[/captio

記事を読む

宿命も、運命も、優しく包み込む『夕凪の街 桜の国』

広島の原爆がテーマのマンガ。 こうの史代氏著『夕凪の街 桜の国』。 戦争や原爆をテー

記事を読む

『やさしい本泥棒』子どもも観れる戦争映画

http://video.foxjapan.com/release/bookthief/[/cap

記事を読む

『チョコレートドーナツ』ホントの幸せってなんだろう?

http://bitters.co.jp/choco/[/capti

『プロジェクトA』ジャッキー映画でちょっと強くなった気になる

ジャッキー・チェンの映画を観たあとは、観るまえよりちょっとだけ

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』映画監督がアイドルになるとき

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの監督ジェームズ・ガ

『わたしは、ダニエル・ブレイク』世の中をより良くするために

http://www.longride.jp/danielblake

『マザー!』観客はそれほど高尚ではない?

http://paramount.nbcuni.co.jp/moth

→もっと見る

PAGE TOP ↑