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鳥肌実のアヤシい存在感と、まっとうな人生観の映画『タナカヒロシのすべて』

公開日: : 最終更新日:2015/11/08 メディア, 映画:タ行

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昨日は8月15日。終戦記念日。

この日で自分がすぐ
イメージするのは靖国神社。

毎年マスコミから伝わるイメージでは
ものものしい過激な雰囲気の
場所に感じてしまうが、
実際に行った人の話を聞くと、
普通に戦没者に黙祷して、
普通にお参りして、
清々しい気持ちになると聞きます。

確かにエキセントリックな人も
来るかもしれない。
けれどもそれも大勢の中の少数派。

マスコミはセンセーショナルに
騒ぎ立てるのが仕事。
面白おかしくして、
視聴率や部数をあげなくてはならない
シビアな現実がある。

情報を正しく伝えることより、
目先の話題性や金儲けが
前面にきてしまうのは
悲しいことです。

ずっと敬遠していた
終戦記念日の靖国神社。
来年は参拝してみようかしら?

そして終戦記念日の
靖国神社といえば
鳥肌実氏のパフォーマンス。

テレビで放送できない
軍国主義のパフォーマンスは有名。

放送コードギリギリの存在感の彼が
主演している映画『タナカヒロシのすべて』。

この映画のアヤシイポスターをみて、
妻が「キモチ悪い!」とすぐ食いついた。

この映画の内容というと、
これといって趣味も友達も彼女もいない30独身男が、
どんどん不幸になっていくと言う話。

かつら製造工場でつまらなそうに働いて、
駅前のたこやき屋台の親父に睨まれビクビクし、
犬に吠えられ、弁当で割り込みされ文句も言えず……。

淡々とこの行動しない男の姿を描いていきます。
度重なる不幸で、動かざるを得なくなり、
なにもなくなったところで
やっと人生のスタートラインに立つと言う話。

「これはあなたと同じじゃないか」と妻の指摘。

妻からするととても笑える映画で、
自分からすると不愉快だったこの映画。
意識しなかった自分の生態。

演出はフィンランドの
カウリスマキ兄弟のような
人生のおかしみと哀しみの世界観。

まっとうな物語なのに、
鳥肌実の存在感でアヤシイ感じに仕上がってる。

ゲテモノあつかってるのに、
正当な人生観を描いている。
なにげに深い映画です。

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