ブラッド・ピットが自ら製作も手がけた
映画『ワールド・ウォーZ』。

ゾンビものとディザスターものを
ミックスさせた映画。

突如として疫病のごとく
ゾンビが世界中に蔓延し、
逃げ、闘い、退治方法をみつける。

新ジャンルを築こうと意欲を感じる。
ただ残念ながら、まだ完全に方向性が
煮詰まりきっていない感がしました。

ゾンビものにしては怖くない。
ディザスターものにしては臨場感がない。
アイディアはとてもいいので残念。

良質な作品は、いたって元ネタがあって、
元ネタエッセンスのパッチワークが絶妙だと
名作となって語り継がれる。

そもそも映画のアイディアで、
誰も観たことがないものが実現することはない。

映画製作には多くの人とお金が絡んできます。
それらの関わる人全員が、
まだ観ぬ世界観の作品へ向かう事はできません。

前例の作品のあの部分とこの部分とと、
指定していくのがいちばん効率的。

発明と言うよりは、
既存のアイディアを繋ぎ合わせて
新しいものにイノベーションしていく。

本作は結果として、
イノベーションに成功したとは言いがたいけど、
この布石で新たな作品が生まれる可能性が
高まった気がします。

どうやら原作とは別物らいしいこの映画版。
制作者たちは、大冒険はしているのでしょう。

この冒険が今後のハリウッド映画に
どう影響を与えるか期待します。