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『レディ・プレイヤー1』やり残しの多い賢者

御歳71歳になるスティーブン・スピルバーグ監督の最新作『レディ・プレイヤー1』は、日本公開時もかなり話題になっていた。80年代を中心に流行ったポップカルチャーのキャラクターたちが画面のあちこち

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『ローガン』どーんと落ち込むスーパーヒーロー映画

映画製作時、どんな方向性でその作品を作るのか、事前に綿密に打ち合わせがされる。制作費が高ければ高いほど、偉い人たちが集まって、どこまでどれくらいお金がかけられて、どんな客層がどれくらい財布の紐

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『レゴバットマン/ザ・ムービー』男のロマンという喜劇

2018/11/11 | アニメ, 映画:ラ行

映画『レゴバットマン』が面白いという噂はずっと聞いていた。でもやっぱり子ども向けなので後回しになっていた。今年のハロウィンでウチの子たちが、ジョーカーとハーレクインのコスプレをやったのを機に、

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『鑑定士と顔のない依頼人』 人生の忘れものは少ない方がいい

2018/11/08 | 映画:カ行, 音楽

映画音楽家で有名なエンニオ・モリコーネが、先日引退表明した。御歳89歳。セルジオ・レオーネやベルナルド・ベルトルッチ作品など、名匠と生まれた名曲は数知れず。共に仕事をした仲間たちも、だいぶお迎

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『フェイクニュース』 拮抗する日本メディア

2018/11/03 | ドラマ, 映画:ハ行,

自分はすっかり日本の最新作は観なくなってしまった。海外作品でも、テレビドラマのようなシリーズが長いものは最後まで観れる自信がないので、はなから鑑賞を諦めてる。だから日本のテレビドラマなんて観る

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『否定と肯定』感情を煽るものはヤバい

2018/10/31 | 映画:ハ行,

製作にイギリスのBBCもクレジットされている英米合作映画『否定と肯定』。原題は『Denial』と「否定」だけのストレートなもの。邦題はちょっとマイルドに薄めた感がする。 この映画は日本の

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『聲の形』頭の悪いフリをして生きるということ

自分は萌えアニメが苦手。萌えアニメはソフトポルノだという偏見はなかなか拭えない。最近の日本のアニメやマンガは、売れればなんでもありの描写が増え、大人が観ても病んでしまいそうなものばかりになって

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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』 お祭り映画の行方

2018/10/20 | 映画:ア行, 映画館

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』やっと観た! 連綿と続くMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の前作『ブラック・パンサー』を観そびれていたので、なかなかこちらへ進むこと

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『スリー・ビルボード』 作品の意図を煙にまくユーモア

2018/10/17 | 映画:サ行

なんとも面白い映画だ。冒頭からグイグイ引き込まれてしまう。 主人公はフランシス・マクドーマンド演じる、娘を暴行惨殺された母親。操作がまったく進まない警察に対して、抗議文を町の「3つの看板

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『リメンバー・ミー』 生と死よりも大事なこと

春休み、ピクサーの最新作『リメンバー・ミー』が日本で劇場公開された。本国アメリカ公開から半年遅れだ。すでに世界では劇場公開は終了して、ブルーレイも販売されている。ネット通販なら輸入盤も購入でき

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『哀れなるものたち』 やってみてわかること、やらないでもいいこと

ヨルゴス・ランティモス監督の最新作『哀れなるものたち』が日本で

『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』 長い話は聞いちゃダメ‼︎

2024年2月11日、Amazonプライム・ビデオで『うる星や

『ケイコ 目を澄ませて』 死を意識してこそ生きていける

『ケイコ 目を澄ませて』はちょっとすごい映画だった。 最

『SHOGUN 将軍』 アイデンティティを超えていけ

それとなしにチラッと観てしまったドラマ『将軍』。思いのほか面白

『アメリカン・フィクション』 高尚に生きたいだけなのに

日本では劇場公開されず、いきなりアマプラ配信となった『アメリカ

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