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「 映画:ア行 」 一覧

『Ryuichi Sakamoto | Opus』 グリーフケア終章と芸術表現新章

坂本龍一さんが亡くなって、1年が過ぎた。自分は小学生の頃、YMOの散会ライブを、NHKの中継で観てしまったのがきっかけで、坂本龍一さんのファンになった。そのライブの中継での坂本龍一さんは、ナチ

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『オッペンハイマー』 自己憐憫が世界を壊す

クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』を、日本公開が始まって1ヶ月以上経ってから映画館で観た。コロナ禍以降から、洋画ファンがすっかり映画館で映画を観なくなってしまった。客足の少ない

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『哀れなるものたち』 やってみてわかること、やらないでもいいこと

ヨルゴス・ランティモス監督の最新作『哀れなるものたち』が日本で劇場公開された2024年1月、SNSでは絶賛の声の嵐となった。なんだか小難しい考察が流れてくるので、すこし難解な作品なのかもしれな

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『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』 長い話は聞いちゃダメ‼︎

2024年2月11日、Amazonプライム・ビデオで『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』の配信が始まった。なんでもこのアニメ映画の公開が、40年前の同日1984年2月11日とのこと。

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『アメリカン・フィクション』 高尚に生きたいだけなのに

2024/04/19 | 映画:ア行, 配信

日本では劇場公開されず、いきなりアマプラ配信となった『アメリカン・フィクション』。 最近の日本の映画公開の主流となっているシネコンでの上映スケジュールは、洋画作品の肩身がとてつもなく狭い

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『男はつらいよ お帰り 寅さん』 渡世ばかりが悪いのか

2024/01/06 | 映画:ア行, 配信, 音楽

パンデミック直前の2019年12月に、シリーズ50周年50作目にあたる『男はつらいよ』の新作が公開された。covid19の名前の通り、新型コロナは2019年から発生した。まさかこれほど大きな疫

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『aftersun アフターサン』 世界の見え方、己の在り方

2023/12/03 | 映画:ア行, 配信, 音楽

この夏、イギリス映画『アフターサン』がメディアで話題となっていた。リピーター鑑賞客が多いとのこと。なんでも結末を知った上で再度映画を観直すと、号泣必至らしい。自分は「泣ける映画」という謳い文句

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『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 マルチバースとマルチタスクで家庭を救え!

2023/11/03 | 映画:ア行, 配信

ずっと気になっていた『エブエブ』こと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を観た。アクション映画のようなのにアカデミー賞を獲っている。作品賞や技術賞だけでなく、主演女優賞や助演

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『RRR』 歴史的伝統芸能、爆誕!

ちょっと前に話題になったインド映画『RRR』をやっと観た。噂どおり凄かった。S・S・ラージャマウリ監督の前作『バーフバリ』も熱くて激しかった。だけど『バーフバリ』は、首が飛んだり人が四散しなが

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『ヴァチカンのエクソシスト』 悪魔は陽キャがお嫌い

SNSで評判だった『ヴァチカンのエクソシスト』を観た。自分は怖がりなので、ホラー映画が大の苦手。でも黒装束の神父が小さなスクーターに乗ってる画像を見て、これは笑えそうと興味が湧いてしまった。日

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『ケナは韓国が嫌いで』 幸せの青い鳥はどこ?

日本と韓国は似ているところが多い。反目しているような印象は、歴

『LAZARUS ラザロ』 The 外資系国産アニメ

この数年自分は、SNSでエンタメ情報を得ることが多くなってきた

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』 みんな良い人でいて欲しい

『牯嶺街少年殺人事件』という台湾映画が公開されたのは90年初期

『パスト ライブス 再会』 歩んだ道を確かめる

なんとも行間の多い映画。24年にわたる話を2時間弱で描いていく

『ロボット・ドリームズ』 幸せは執着を越えて

『ロボット・ドリームズ』というアニメがSNSで評判だった。フラ

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