『まれ』劇伴作曲家の新しい才能・澤野弘之氏
公開日:
:
最終更新日:2019/06/14
ドラマ
NHK朝の連続テレビ小説の
春の新番組『まれ』。
はやくも好評ですね。
今週は少女時代なので、
まだ主役の土屋太鳳さんが
登場していないにも関わらず、
楽しいコメディ路線で物語は進んでいく。
そういえば自分の息子が生まれるとき、
「タオ」という名前も
有力候補にあがっていたっけな。
土屋太鳳さんって朝ドラにすでに常連。
NHKの秘蔵っ子みたいなイメージなので、
今更主役なの?って感じもする。
思えばここのところ朝ドラは
過去の時代を扱ったものが並び、
戦争がクライマックスにでてくるので
どうも暗く重いものとなってしまった。
今回は現代劇。
パティシエになる女の子の話という事で、
ウチの娘も憧れの職業なので、
家族全員で楽しめる作品となりそうです。
オープニング曲、朝ドラにしては
やけに壮大だなと思ったら
劇伴担当は澤野弘之氏。
『機動戦士ガンダムUC』や『進撃の巨人』の人。
またアニメ畑の人起用か~と正直思ってしまった。
ナレーションもアンパンマンの戸田恵子さんだし。
澤野弘之さん、今注目の作曲家みたいです。
ドラマの劇伴も多く担当していますが、
ドラマチックで叙情的な
日本人好みの音楽を紡いでくれます。
澤野弘之さんはまだ34歳。
『ガンダム』の音楽を担当してるけれど、
当然オリジナルはリアルタイムでは観ていない。
ってか生まれてない!!
澤野弘之さんは、ポスト久石譲さんに
なれるかもしれない!!
新たな巨匠の原石を感じます。
なんでもこのオープニング曲は
澤野弘之さん作曲、
主演の土屋太鳳さん作詞とか。
これからこのドラマが
どんな展開をみせて行くか。
とりあえず主人公・まれが拝金主義を
徹底的に否定しているところが
時代の風潮に反していてイイ!!
この作品は、またこのブログで
言いたい事がでてくるかも知れなゾ!!
関連記事
-
『赤毛のアン』アーティストの弊害
アニメ監督の高畑勲監督が先日亡くなられた。紹介されるフィルモグラフィは、スタジオジブリのもの
-
『フェイクニュース』 拮抗する日本メディア
自分はすっかり日本の最新作は観なくなってしまった。海外作品でも、テレビドラマのようなシリーズ
-
『坂の上の雲』呪われたドラマ化
今なお根強い人気がある司馬遼太郎氏著の『坂の上の雲』。秋山好古と真之兄弟と正岡子
-
『TOMORROW 明日』 忘れがちな長崎のこと
本日8月9日は長崎の原爆の日。 とかく原爆といえば広島ばかりが とりざたされますが、
-
『ラストナイト・イン・ソーホー』 ハイセンスなおもちゃ箱
前作『ベイビー・ドライバー』がめちゃめちゃ面白かったエドガー・ライト監督の新作『ラストナイト
-
『光とともに…』誰もが生きやすい世の中になるために
小学生の娘が、学校図書室から借りてきたマンガ『光とともに…』。サブタイトルに『〜自閉症児を抱えて〜』
-
『ゲゲゲの女房』本当に怖いマンガとは?
水木しげるさんの奥さんである武良布枝さんの自伝エッセイ『ゲゲゲの女房』。NHKの朝ドラでも有
-
『デザイナー渋井直人の休日』カワイイおじさんという生き方
テレビドラマ『デザイナー渋井直人の休日』が面白い。自分と同業のグラフィックデザイナーの50代
-
『高い城の男』占いは当たらない?
映画『ブレードランナー』の原作者フィリップ・K・ディックの代表作『高い城の男』。
-
『時効警察はじめました』むかし切れ者という生き方
『時効警察』が12年ぶりの新シリーズが始まった。今期の日本の連続ドラマは、10年以上前の続編