『結婚できない男』は2006年のドラマ。
もうずいぶん前の作品になります。
当時、自分もまだ独身でした。

このドラマはいまだに忘れられないくらい
ウェルメイドな楽しいコメディ作品です。

阿部寛さん演じる独身の建築家。
仕事も順調だし、ルックスもいい。
だけど結婚もしてなければ、彼女もいない。
悠々自適に独身生活を送る40歳。
でもなんとなくむなしい。

なんで彼は結婚が出来ないのか?

この独身男の生態を、
毎話じっくり掘り下げて行くんですね。

この男、基本的に偏屈で口が悪い。
周囲にとげをまきちらす。
でも悪人ではないので、
なんとなく周りに人は集まってくる。

自分では人との関わりを避けているようでいて、
それでも人の輪の中で生きている。

偏屈男の矛盾いっぱいの完璧主義に、
男なら誰でも共通点は見つけられるはず。

自分も独身時代は、部屋をピカピカに掃除して、
ホコリの一つも許さないくらいの完璧主義でした。
それこそ自室はサンクチュアリでした。

今は結婚もして小さな子どももいるので、
多少散らかっていても気にならなくなりました。
いや、むしろ生活感があってホッとしたりもします。

自分のこだわりなんて結局その程度のもの。

ただどんなに人が状況により
成長したり変わっていっても、
本質の部分はなかなか変われません。

この変われないジレンマというのも
このドラマの面白さのポイントです。

愛情いっぱいに笑える登場人物たちを描いています。
日本でもこんなに素晴らしい
コメディセンスのドラマがつくれたんですね!!

そしてこのドラマは好評だったのにも関わらず、
続編スペシャル版や映画化なんてしませんでした。
当初の構想からブレない潔さぎ良さ!

後に韓国でもリメイクされています。
よその国でも面白いと思う感性は一緒なんですね。

やはりいつの世も、笑いがいちばん大切です。