何が来たってへっちゃらさ!『怪盗グルーのミニオン危機一発』
世界のアニメ作品はほぼCGが全盛。
ピクサー作品に始まり、
母体であるディズニーも
最近はCGアニメで成功している。
ドリームワークスも忘れてはならない。
『怪盗グルー』シリーズは
ユニバーサル・ピクチャーズの
子会社イルミネーション・エンターテイメント作品。
子どもから大人まで楽しめるような
ウェルメイドなコメディ路線を狙っている。
どうして日本からこういった作品が
生まれないのだろう?
この映画には『ミニオン』という
黄色くてちっちゃい生き物が
たくさん出てくる。
主人公の怪盗グルーの子分なんですね。
宇宙人なのかなんなのか
よくわからないのだが、
ウチの子どもたちは、
このミニオンが大好き。
このミニオン、どうしても日本人が
モデルになってるとしか思えない。
黄色くてちっちゃくて、群れをなしてて、
眼鏡(ゴーグル)つけてて、
いっつも悪ふざけばっかりしてる。
アメリカ人には日本人が
こんな風にみえるんじゃないかな?
ただミニオンはとても楽天的。
どんなに困難に陥っても、
いつもいちばん面白い事をみつけて楽しんじゃう。
この感性は見習わないといけない。
どうしてもミニオンばかりに目がいってしまう。
次回作はミニオンが主役らしいので、
期待大ですね。
そしてこの映画の主題歌、
ファレル・ウイリアムスが歌う『HAPPY』。
怪盗グルーが恋におちたときに流れる曲。
「ニュースはイヤなことばっかり伝えてる。
どんなことが起こったって、
どんなヤツが来たって、
オレはめげることはないぜ。
だってオレは最高レベルのハッピーだから」
そんなことを歌っている。
アカデミー歌曲賞にノミネートされたり、
日本でもヒットした。
アップテンポで明るい曲調もヒットの要因だろうが、
この曲の歌詞に救われた人も大勢いたことでしょう。
何が起こってもへっちゃらなくらいの
ポジティブパワーを自分から発していかないと、
悪いものにどんどん取り込まれちゃいそうだもんね。
よしっ。最高のハッピーめざそう!!
関連記事
-
-
『キングスマン』 威風堂々 大人のわるふざけ
作品選びに慎重なコリン・ファースがバイオレンス・アクションに主演。もうそのミスマッチ感だけで
-
-
『鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』 映画鑑賞という祭り
アニメ版の『鬼滅の刃』がやっと最終段階に入ってきた。コロナ禍のステイホーム時期に、どうやって
-
-
『となりのトトロ』 ホントは奇跡の企画
先日『となりのトトロ』がまたテレビで放映してました。 ウチの子ども達も一瞬にして夢中になり
-
-
『アトミック・ブロンド』時代の転機をどう乗り越えるか
シャーリーズ・セロン主演のスパイ・アクション映画『アトミック・ブロンド』。映画の舞台は東西ベルリンの
-
-
『ドリーム』あれもこれも反知性主義?
近年、洋画の日本公開での邦題の劣悪なセンスが話題になっている。このアメリカ映画『
-
-
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』映画監督がアイドルになるとき
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズの監督ジェームズ・ガンが、内定していたシリーズ
-
-
『T・Pぼん』 マンスプレイニングはほどほどに
Netflixで藤子・F・不二雄原作の『T・Pぼん』がアニメ化された。Netflix製作とな
-
-
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』 そこに自己治癒力はあるのか?
自分はどストライクのガンダム世代。作家の福井晴敏さんの言葉にもあるが、あの頃の小学生男子にと
-
-
『パリ、テキサス』 ダメなときはダメなとき
ヴィム・ヴェンダースの1984年の映画『パリ、テキサス』を観た。この映画を観るのは数十年ぶり
-
-
『ゴジラ(1954年)』戦争の傷跡の貴重な記録
今年はゴジラの60周年記念で、 ハリウッドリメイク版ももうすぐ日本公開。 な
