『トレインスポッティング』はミニシアターの立位置を変えた!!
公開日:
:
最終更新日:2019/06/15
映画:タ行
スコットランドの独立の
是非を問う投票が終わり、
独立はなしということで決着がついた。
スコットランドと言えばすぐ思い浮かぶのは
映画『トレインスポッティング』。
とにかくトンがった感じや、
サウンドトラックがカッコ良過ぎて、
当時の自分はかなりハマった記憶がある。
主演のユアン・マクレガーとは
自分と誕生日も一日しか違わないので、
尚のこと親近感が湧いてしまう。
(日本の方が先に日付が変わるので、
同日誕生日といってもいいかも?)
公開当時は渋谷のシネマライズで公開されました。
この映画館はミニシアターという、
単館公開系のアートシネマをメインに上映する映画館。
90年代、ちょうどアートシネマが
すたれはじめてきたころ、
カッコ良くてファッショナブルで、
センセーショナルな本作の大ヒットで、
アートシネマがメジャー路線の客層までも
巻き込んでしまった気がする。
今現在、観客は映画を選ぶ基準は
アートだからとか、ハリウッドだからとか
あまり意識しなくなったと思う。
要は面白ければ良い!!
スコットランドの荒涼たる自然をみせられ、
どんな国でもジャンキーはいるのだなあと、
ハッとさせられたものです。
この危うい若者像というのは、
世界どこででも魅力的に見えるのだと。
スタイルは変われども、いつの時代も
同じような破滅的な若者達の姿を描いた
名作映画というのは誕生し続けているのです。
となると2000年代以降の
若者映画の代表作ってどれにあたるのだろう?
関連記事
-
-
『ターミネーター2』 メジャーだって悪くない!!
今年の映画業界はビッグネームの続編やリメイク・リブート作で目白押し。離れてしまったかつての映
-
-
『tick, tick… BOOM! 』 焦ってする仕事の出来栄えは?
毎年2月になると、アメリカのアカデミー賞の話が気になる。エンターテイメント大国のアメリカでは
-
-
『ツイスター』 エンタメが愛した数式
2024年の夏、前作から18年経ってシリーズ最新作『ツイスターズ』が発表された。そういえば前作の
-
-
『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』 スターの魂との距離は永遠なれ
デヴィッド・ボウイの伝記映画『ムーンエイジ・デイドリーム』が話題となった。IMAXやDolb
-
-
『台風クラブ』制服に封じ込まれたもの
このたびの台風により、被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。 台風18号が東日本に
-
-
『チェブラーシカ』 哀愁の旧ソ連名残
なんでも5年ぶりに 新作が作られた『チェブラーシカ』。 こんどは本家ロシア産なのかな?
-
-
『DENKI GROOVE THE MOVIE?』トンガリ続けて四半世紀
オフィス勤めしていた頃。PCに向かっている自分の周辺視野に、なにかイヤなものが入
-
-
『TOMORROW 明日』 忘れがちな長崎のこと
本日8月9日は長崎の原爆の日。 とかく原爆といえば広島ばかりが とりざたされますが、
-
-
『茶の味』かつてオタクが優しかった頃
もうすぐ桜の季節。桜が出てくる作品で名作はたくさんある。でも桜ってどうしても死のメタファーと
-
-
大人になれない中年男のメタファー『テッド』
大ヒットした喋るテディベアが主人公の映画『テッド』。 熊のぬいぐるみとマーク・