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『わたしは、ダニエル・ブレイク』 世の中をより良くするために

2018/07/25 | 映画:ワ行,

ケン・ローチが監督業引退宣言を撤回して発表した『わたしは、ダニエル・ブレイク』。カンヌ映画祭の最高賞パルム・ドールを受賞した。貧困層を描く本作は、衝撃的で救いがなく、やるせない。ケン・ローチの

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『マザー!』観客はそれほど高尚ではない?

2018/07/22 | 映画:マ行

ダーレン・アロノフスキー監督の『マザー!』が日本での劇場公開が中止になったのは、当時ちょっとした騒ぎになった。なんでも配給会社が「どう宣伝していいかわからない」とのことで匙を投げてしまったらしい。なん

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『バーフバリ』 エンタメは国力の証

2018/07/18 | 映画:ハ行

SNSで話題になっている『バーフバリ』。映画を観たら風邪が治ったとまで言われてる。この映画を語る声はみなアツい。ミーハーな映画ファンである自分は、そんな作品を無視する訳にはいかない。そういえば

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『スイス・アーミー・マン』笑うに笑えぬトンデモ・コメディ

2018/07/14 | 映画:サ行

インディペンデント作品は何が出てくるかわからないのが面白い。『スイス・アーミー・マン』は、無人島に一人残された男と、一体の死体との生還をかけた(?)ザバイバル・ムービー。『ハリー・ポッター』のダニエル

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『IT(2017年)』 それが見えても終わらないために

2018/07/08 | 映画:ア行,

スティーヴン・キングの有名小説で映像化は2回目になる『IT』。邦題には『“それ”が見えたら、終わり』という蛇足なサブタイトルがついている。前回のテレビドラマ版と区別するためのサブタイトルなんだ

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『ドリーム』あれもこれも反知性主義?

2018/06/30 | 映画:タ行, 音楽

  近年、洋画の日本公開での邦題の劣悪なセンスが話題になっている。このアメリカ映画『ドリーム』も、邦題が発表されるや否や、批判の嵐がネットを中心に加熱した。 当初は『ドリーム わ

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『赤毛のアン』アーティストの弊害

アニメ監督の高畑勲監督が先日亡くなられた。紹介されるフィルモグラフィは、スタジオジブリのものが多かったが、日本アニメーション時代の『世界名作劇場』シリーズも彼の代表作。初期の作品は、自分も幼少

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『風と共に去りぬ』 時代を凌駕した人生観

2018/06/16 | 映画:カ行

小学生の娘が突然、映画『風と共に去りぬ』が観たいと言い出した。なかなか渋い趣味。いいですよ観ましょうよ。でもこの映画、4時間上映時間があるからね。日々あまたに作られる消費映画をたくさん観るより

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『光とともに…』誰もが生きやすい世の中になるために

2018/06/06 | ドラマ, 映画:ハ行,

小学生の娘が、学校図書室から借りてきたマンガ『光とともに…』。サブタイトルに『〜自閉症児を抱えて〜』とある通り、自閉症の家族の話。 息子の光くんは自閉症。彼を育てているお母さんの幸子さんが主人公

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『ゲゲゲの女房』本当に怖いマンガとは?

水木しげるさんの奥さんである武良布枝さんの自伝エッセイ『ゲゲゲの女房』。NHKの朝ドラでも有名になった作品。最近では『ゲゲゲの鬼太郎』のテレビアニメの新シリーズも始まった。 俄かにウチの

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『世にも怪奇な物語』 怪奇現象と幻覚

『世にも怪奇な物語』と聞くと、フジテレビで不定期に放送している

『大長編 タローマン 万博大爆発』 脳がバグる本気の厨二病悪夢

『タローマン』の映画を観に行ってしまった。そもそも『タローマン

『cocoon』 くだらなくてかわいくてきれいなもの

自分は電子音楽が好き。最近では牛尾憲輔さんの音楽をよく聴いてい

『僕らの世界が交わるまで』 自分の正しいは誰のもの

SNSで話題になっていた『僕らの世界が交わるまで』。ハートウォ

『アフリカン・カンフー・ナチス』 世界を股にかけた厨二病

2025年の今年は第二次世界大戦から終戦80周年で節目の年。そ

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