*

『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』ブラックって?

公開日: : 最終更新日:2015/11/08 映画:ハ行,

t02200142_0640041313128801877

ネット上の電子掲示板『2ちゃんねる』に
たてられたスレッドを書籍化した
『ブラック会社に勤めてるんだが、
もう俺は限界かもしれない』。

『ブラック企業』『ブラック会社』という言葉を
世に定着させた本と言ってもいいでしょう。

この作品ではニートだった青年が、
一念発起しブラック会社に勤めて、
苦労をしながら一人前の
大人になっていく過程が綴られている。

『ブラック企業』を摘発するというよりは、
一つひとつ困難を乗り越えていく、
青春冒険活劇のような爽快感がある。

最近やたらと『ブラック企業』という言葉を耳にする。
そもそもそれを言ったら、
どんな仕事にもブラックの要素は必ずあるもの。

よくわからないのは、
ブラック企業と知りながらなぜ働くのか、ということ。

鬱になる前にSOSはだせなかったのか?
なんで自殺する前に会社を辞めなかったのか?
そんなにしがらみがあるのか?
そもそも『ブラック企業』はなぜブラック経営をするのか?
まっとうな経営ができないくらい、世の中は腐敗してるのか?

過労死の裁判のニュースを聞くたび、
「企業が悪い」というレベルだけでは
片付かない問題ではないかと感じてしまう。

以前、ブラック企業として有名な会社に
勤める人の話を聞くことがあった。

周りの人からそんな会社に
勤めていて大丈夫なのかと、
やはり聞かれるらしいが、
本人は「自分には実感がないから大丈夫」とのこと。

あまりの問題意識のなさに呆れてしまった。

要するに『ブラック企業』に勤める人は
『ブラック社員』でもある可能性が疑わしい。

一般的な考えとしては、
ブラック問題を起こした企業の
サービスや製品にはお金を払いたくないもの。
そんな会社とは関わらないようにするのが普通。

社員も大切に出来ないのだから
客なんて大切にしてくれるわけがない。
目先の儲けばかりが気になっているのでしょう。

まっとうにお金を稼ごうとしないのが
普通となった世の中なら、
そんな社会の方が問題なのだと思えてならない。

企業や個人レベルの話をしていても、
いつまでたっても『ブラック問題』の
ニュースは後をたたない。

きっと問題はもっと大きなところにある。

関連記事

『ムヒカ大統領』と『ダライ・ラマ14世』に聞く、経済よりも大事なこと。

http://www.hajimeueno.com/archives/138#.Vh8HHdJRv

記事を読む

おばさまに好評の『ハウルの動く城』

スタジオジブリ作品『ハウルの動く城』。 公開当時、大勢から「わけがわからない」と声があがっ

記事を読む

『団地ともお』で戦争を考える

小さなウチの子ども達も大好きな『団地ともお』。夏休み真っ最中の8月14日にNHKで放送されて

記事を読む

女性が生きづらい世の中じゃね……『ブリジット・ジョーンズの日記』

日本の都会でマナーが悪いワーストワンは ついこの間まではおじさんがダントツでしたが、 最

記事を読む

『帝都物語』混沌とした世にヤツは来る!!

9月1日といえば防災の日。1923年の同日に関東大震災で、東京でもたいへんな被害があったこと

記事を読む

『ベルサイユのばら』ロックスターとしての自覚

©︎池田理代子プロダクション[/caption] 「あ〜い〜、それは〜つよく〜」 自分が幼

記事を読む

『バウンス ko GALS』JKビジネスの今昔

JKビジネスについて、最近多くテレビなどメディアで とりあつかわれているような気がする。

記事を読む

『キングコング 髑髏島の巨神』映画体験と実体験と

https://news.walkerplus.comhttp://wwws.warnerbros

記事を読む

宿命も、運命も、優しく包み込む『夕凪の街 桜の国』

広島の原爆がテーマのマンガ。 こうの史代氏著『夕凪の街 桜の国』。 戦争や原爆をテー

記事を読む

『ゲゲゲの女房』本当に怖いマンガとは?

水木しげるさんの奥さんである武良布枝さんの自伝エッセイ『ゲゲゲの女房』。NHKの朝ドラでも有

記事を読む

PAGE TOP ↑