NHKで放送していた
『ニッポン戦後サブカルチャー史』の書籍版。

テレビの放送もとても面白く、
まじめにサブカルチャーを分析していくという
ありそうでなかった番組。

こういった番組が組まれるというのも
国策クールジャパンの一環なのでしょう。

こうして戦後のサブカルチャーを冷静にみていくと、
戦後間もなくは欧米など海外の影響を大きく受け、
意識されてきた日本文化。

80年代から下品になっていき、
バブルの崩壊で完全に文化の鎖国化へと
進んでいったように感じます。

もう海外の文化なんて無視して
独自の世界へ暴走していく感じ。
ガラパゴス化まっしぐら!!

これがきっと海外では奇異な文化に見え、
「おもしろい!」と評価されたのでしょうね。
好奇な視点で。

エンタメ産業大国としては
日本は世界的にみてアメリカに次ぐ第二位。
そりゃあ政府も国を代表する産業に
持っていきたいでしょう。

日本のサブカルチャーは90年代から
暗く閉じたものとなっていきました。

中二病という言葉がありますが、
本文でもあるよう、
そうした反抗的なエネルギーを
浄化するためにもサブカルチャーの
存在は必要だと思います。

毒をもって毒を制す。
サブカルチャーは毒なのです。

その毒にどっぷりハマれば、
マズいことになるのは当然。

サブカルチャーに夢中になる海外の人たちも、
けっして明るい人たちとは思えません。

こうした毒を吐き捨てるためのサブカルチャー。
処方薬ではないと本編でも語るように、
道を決めて行くのは結局は自分自身なのです。