*

『桐島、部活やめるってよ』スクールカーストの最下層にいたあの頃の自分

公開日: : 最終更新日:2019/06/15 映画:カ行,

 

原作小説と映画化、
映画公開後もものすごく話題になり、
日本アカデミー賞を総なめにした
『桐島、部活やめるってよ』。

自分は学園モノが基本的に苦手です。
10代の未熟な自分を思い出したくないのと、
あの頃楽しい思い出が特になかったので、
今更振り返りたくもないといったところ。

昨今、日本の作品は学園モノが
圧倒的に多いのが疑問である。
アニメ作品なんてほとんどが学園モノ。

素人の作品公募で真っ先に落とされる理由として、
主人公が女子高生であることがあげられる。
男も女もみんな女子高生を主人公に
物語をつくっているので、審査員も辟易しているという。
そんなに女子高生って魅力あるの?

自分も女子高生が出てくる作品と言うだけで、
ちょっと観るのをためらうところがある。

まあ話題になっているので、本作を観てみたら、
ここの映画にはかつての自分がいた。

作品のテーマは「スクールカースト」。
要するに学校内で「イケテル」「イケテナイ」で
目に見えない壁がある社会の事。

ここでメインにあたる映画小僧の神木竜之介くんの
役柄が高校時代の自分と全く同じであるということ。

高校生の頃の自分は映画に夢中で
まさに本作の神木くんのよう。
オタクなのにさほど女の子から
キモチワルがられていないのも似てる。

当時誰もが自分の事で頭いっぱいで、
自分と趣味が合わない人のことなど
まったく眼中に入らなかった。

この映画を観て、
あの頃「イケテル人たち」の
気持ちがやっとこさなんとなく
わかったような気がする。
カーストの上層部を維持するのって
大変なんだな~。

やっぱり学生時代には
二度と戻りたくないと思うけどな。

関連記事

no image

『ジュブナイル』インスパイア・フロム・ドラえもん

  『ALWAYS』シリーズや『永遠の0』の 山崎貴監督の処女作『ジュブナイル』。

記事を読む

『鑑定士と顔のない依頼人』 人生の忘れものは少ない方がいい

映画音楽家で有名なエンニオ・モリコーネが、先日引退表明した。御歳89歳。セルジオ・レオーネや

記事を読む

『映像研には手を出すな!』好きなことだけしてたい夢

NHKの深夜アニメ『映像研には手を出すな!』をなぜか観始めてしまった。 実のところなん

記事を読む

no image

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』妄想を現実にする夢

  映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は、女性向け官能映画として話題になった

記事を読む

no image

『猿の惑星: 創世記』淘汰されるべきは人間

  『猿の惑星:創世記』。 もうじき日本でも本作の続編にあたる 『猿の惑星:新世

記事を読む

no image

『総員玉砕せよ!』と現代社会

  夏になると毎年戦争と平和について考えてしまう。いま世の中ではキナくさいニュースば

記事を読む

no image

日本企業がハリウッドに参入!?『怪盗グルーのミニオン危機一発』

  『怪盗グルー』シリーズは子ども向けでありながら大人も充分に楽しめるアニメ映画。ア

記事を読む

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 特殊能力と脳障害

いま中年に差し掛かる年代の男性なら、小学生時代ほとんどが触れていた『機動戦士ガンダム』。いま

記事を読む

『三体(Netflix)』 神様はいるの?

Netflix版の『三体』をやっと観た。このドラマが放送開始されたころ、かなり話題になっていたし

記事を読む

『薔薇の名前』難解な語り口の理由

あまりテレビを観ない自分でも、Eテレの『100分de名著』は面白くて、毎回録画してチェックし

記事を読む

『ブラッシュアップライフ』 人生やり直すのめんどくさい

2025年1月から始まったバカリズムさん脚本のドラマ『ホットス

『枯れ葉』 無表情で生きていく

アキ・カウリスマキ監督の『枯れ葉』。この映画は日本公開されてだ

『エイリアン ロムルス』 続編というお祭り

自分はSFが大好き。『エイリアン』シリーズは、小学生のころから

『憐れみの3章』 考察しない勇気

お正月休みでまとまった時間ができたので、長尺の映画でも観てみよ

『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』 あらかじめ出会わない人たち

毎年年末になるとSNSでは、今年のマイ・ベスト10映画を多くの

→もっと見る

PAGE TOP ↑